検索ツールの使い分けが進行中 世代によってGoogle・Yahoo!・SNS・AIに差【メディアリーチ調べ】
近年、SNSや動画コンテンツ、生成AIの台頭により、検索といえばGoogle一択という認識が変わってきているという。いったいどの検索ツールが使われているのか、年代や性別ごとに違いはあるのだろうか。今回は、検索行動に関する調査結果を紹介しよう。
検索ツールは「Google検索」がトップに

メディアリーチは、2025年4月9日、全国の18歳~65歳の男女1200人に「検索エンジン・生成AI・SNSを利用した検索行動に関するアンケート」をインターネットで実施した。
日常的に使っている情報収集・検索ツールについては、「Google検索(62.1%)」が最も高く、次いで「YouTube(53.8%)」「Yahoo!検索(43.7%)」だった。「X(旧Twitter)(37.8%)」と「Instagram(31.6%)」も3割~4割のユーザーに活用されている。「ChatGPT(11.2%)」や「Gemini(6.4%)」などの生成AIも、全体で1割程度の利用率となっており、今後の普及によってさらに増加することが予想される。

「検索・情報収集ツールを利用する理由」について尋ねると、「いつも使っている/慣れているから(61.9%)」「操作が簡単で使いやすい(45.8%)」「知りたい情報がすぐに見つかる(45.6%)」が上位に並び、「信頼性の高さ(18.7%)」は比較的下位という結果になった。検索エンジンは、信頼性よりも使いやすさや慣れで選ぶ人が多いことが判明した。
年代・性別ごとの検索エンジン利用における違いは?

検索エンジンを選ぶ理由についてみてきたが、年代・性別ごとに違いはあるのだろうか。10代女性では「YouTube(70%)」の利用率が最も高く、「X(61%)」や「Instagram(63%)」「TikTok(56%)」などのSNSの利用も目立った。これらは「Google検索(66%)」と同程度に使用されており、SNSを検索ツールとして活用している様子がうかがえる。また、「ChatGPT(28%)」の利用率は他の年代と比較して最も高かった。20代女性でもSNSの活用が顕著で、「Instagram(57%)」「X(45%)」の利用が多い結果に。「YouTube(56%)」も高い割合で使用されていることがわかった。
30代男性の場合は「Google検索(61%)」と「YouTube(61%)」が同率で最も高く、併用傾向の強さがうかがえる。「X(47.0%)」の利用も目立った。さらに40代男性になると、「Google検索(70%)」が最多となり、「YouTube(59%)」「X(39%)」の複数のチャネルを併用していることがわかる。50代男性では「X(28%)」の利用率が減少し、60代以上の男性ではさらに減少。検索エンジンの利用傾向が偏ってきており、「Google検索(68%)」「Yahoo!検索(65%)」が主流になっていた。
年代が異なれば、情報収集の目的も変わる。「YouTube」を検索ツールとして使用する人が多いことから、今後解説動画などの需要がより高まるのかもしれない。
出典:【株式会社メディアリーチ】
※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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