都民が選ぶ「住んでみたい憧れの区」ランキング 家賃相場が安い穴場も調査

年度初め、新しい場所で新しい生活をスタートさせた人は多い。東京都内でも引っ越しトラックが行き来して、桜の開花と段ボールの積み下ろしを組み合わせた風景が毎日のように見られた。希望の場所での暮らしが始まっているだろうか。
ここに、東京都民が選ぶ「住んでみたい憧れの区ランキング」(LIFULL・東京)がある。憧れの区の中で最も家賃相場が安い“穴場駅”も調査しているから、次の引っ越しの参考にしてみてはいかが。
調査は東京都在住の20~69歳の1635人に3月19~25日に実施。年代別にみると、20~50代の1位を港区が独占した。60代でも2位にランクインし、港区は幅広い世代から人気を集めていることがうかがえる。また、20、30代では2位にランクインした文京区は40、60代では4位、50代では5位で、比較的若い年代に人気。一方で世田谷区は60代で1位、40、50代で2位、20代では3位、30代は4位。年代が上がるにつれ人気が高まっている模様。ただ、順位に年代による多少の変動は見られるものの、全ての年代を通して上位にランクインしている区は共通している。
LIFULLによると、ランキング上位の区はそのほとんどが23区の家賃相場(11万3000円)を上回っている。そこで、上位にランクインした区で最も家賃相場が安い穴場駅をそれぞれ調査した。たとえば世田谷区の穴場は「梅ヶ丘駅」周辺。広い敷地とさまざまな遊具に加えてテニスコートなどのスポーツ施設、図書館も併設された羽根木公園もあり、ファミリーに暮らしやすいエリア。
杉並区の穴場「上井草駅」周辺は、アニメ制作会社があったことから“ガンダムの街”としても知られている。西武新宿線で西武新宿駅まで約20分程度と通勤・通学にも便利で、都心へ出やすい立地だ。
最も区の相場との差額が大きく家賃を抑えられる“超穴場駅”となったのは、渋谷区の「幡ヶ谷駅」。京王新線が通り、渋谷まで約20分、新宿へは2駅とアクセスのよさが魅力。駅の周辺には「幡ヶ谷商店街」「幡ヶ谷六号通り商店街」「西原商店街」など複数の商店街があり、日常の買い物に必要な店も充実している。また、地元に根付いた人気の飲食店も多くあり、外食派の人にとっても便利とのことだ。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。