レア・セドゥ×ジョージ・マッケイ×ベルトラン・ボネロ監督が贈る「けものがいる」アザー・ビジュアル、本編映像解禁
第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門での上映が話題となった、イギリスの文豪ヘンリー・ジェームズの傑作中編小説『密林の獣』を翻案した「けものがいる」が、4月25日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開される。本編映像が公開となった。
主人公ガブリエルを演じたのは、レア・セドゥ。また相手役は、ギャスパー・ウリエルの急逝によりジョージ・マッケイに託された。共同プロデューサーにはグザヴィエ・ドランが名を連ね、声の出演も果たしている。
本編映像では、人間の感情は不必要とされ、有意義な仕事を得るには〈感情の消去〉をしなければならない2044年のAI中心の社会を舞台に、レア・セドゥ演じる孤独な女性ガブリエルが、疑問を抱きながらも浄化を決意し、実行しようとしているシーンが映し出され、レア・セドゥが主人公ガブリエルの心の迷いや不安を繊細に演じている。
〈コメント〉
AIに管理された未来で、あなたは愛に飢えた『けもの』に出会う。あなたの心の中にいる『けもの』に。
──葦沢かもめ(SF作家・慶應SFセンター研究員・AIエンジニア)
異なる時空で繰り返される逢瀬、そこで映像の詩というべき、美しい構図と色彩による鮮烈な場面の数々を目撃する 。
──五十嵐太郎(建築評論家)
素直になれず、感情を表せず、待ち続けたけものが走る荒野はあるのだろうか。監督が作曲したスコアが我々の心を試しているようだ。ニコラス・ローグの映画のように鮮やかに区切られていく時間にただ身を任せてください。
──石橋英子(音楽家)
人間の良さ、らしさとは何なのか。AI技術が進む現代、近い未来に起きてもおかしくないリアルさを感じ、感情の尊さを考えさせられる映画でした。映像のお洒落さや仕掛け、そしてレア・セドゥ好きな私としては、演技だけでなく、ファッションやヘアメイクも楽しめる魅力的な作品でした。
──伊藤千晃(歌手・タレント)
ニューロマンティックバンドのヴィサージの『Fade to Grey』が大音量で流れ、’80sファッションで盛り上がる『1980』というクラブ。これはX.ドランの『わたしはロランス』のディスコシーンのパーフェクトな再現!前世の記憶を巡る本作は、もうひとつわたしたちのドラン体験の記憶にも触れる!
──ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン・アーティスト)
ひとは映画に感情を委ねる。けものはそれを外からじっと視ている。
──岸裕真(アーティスト)
スピリチュアルでスペクタクルな輪廻のダンスムービー! この作品を観たあとは、来世に遺恨を残さないためにとりあえず会う人全員に親切にしたくなります。
──辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
時間とその無常について、劇場を出た後も長く心に残る作品。2020年代に見た映画の中で、これを超える作品は思いつかない。
──ジム・オルーク(音楽家・プロデューサー)
こんなレア・セドゥをスクリーンで観るのは初めてだ!最高の演技!!最高の演出!たまらない…たまらなすぎる!時空を超えた予想も出来ないストーリー展開!!キャスティング、音楽、衣装、美術、全てが素晴らしく美しい…!何度でも観たい映画!観終わってもまだ感動が醒めない!頭が破裂しそうだ…!すごい監督に出会ってしまった…怖いほどロマンチック!いとおしくくるおしい!サイコー!
──竹中直人(俳優・映画監督)
実にフランス映画らしい不思議な雰囲気の中で、レア・セドゥの圧倒的魅力がほとばしる。
──中野京子(作家・ドイツ文学者)
構成力が際立つが、映画を成立させているのは、やはり役者の演技力だ。映画制作技術の批評でもある作品。
──平野啓一郎(小説家)
愛を求めて凶暴化する人が『けもの』なのか 愛を差し出すのを恐れる人が『けもの』なのか 衝撃的なエンドタイトルと共に、永遠の謎が残る。
──山崎まどか(コラムニスト)
Story
その選択は、愛か、恐れか──人間が〈感情の消去〉をした世界で、何が起きるのか
2044年、AI中心の社会で人間の感情は不必要とされ、有意義な仕事を得るには〈感情の消去〉をしなければならなかった。
孤独な女性ガブリエル(レア・セドゥ)は〈感情の消去〉に疑問を抱きながらも、仕事に就くために浄化を決意する。
そして、トラウマとなった前世—1910年、2014年へ遡り、それぞれの時代で青年ルイ(ジョージ・マッケイ)と出会い惹かれていくが、『何かが起きる』という強い恐れに苛まれる……。
「けものがいる」
監督・脚本・音楽:ベルトラン・ボネロ
原作:ヘンリー・ジェイムズ「密林の獣」
共同プロデューサー:グザヴィエ・ドラン
出演:レア・セドゥ、ジョージ・マッケイ、ガスラジー・マランダ、グザヴィエ・ドラン(声)
原題:La bête/2023年/フランス・カナダ/仏語・英語/ビスタ/5.1ch/146分/字幕:手束紀子/配給:セテラ・インターナショナル
©Carole Bethuel
ベルトラン・ボネロ監督×レア・セドゥ主演。転生する男女の運命は──「けものがいる」
記事提供元:キネマ旬報WEB
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