【配信中】大江麻理子キャスター最後の「WBS」「ドキュメンタリー 大江麻理子が警察に連行された!【シリーズ激動の中国】」感動の取材秘話
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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3月末でテレビ東京を退社した大江麻理子キャスターが、3月28日(金)の放送をもって、「ワールドビジネスサテライト(WBS)」を卒業。現在「ネットもテレ東」「TVer」で、大江キャスターのラストを飾る放送回を期間限定無料配信中だ。
【動画】「WBS」アーカイブ

「テレ東プラス」は、テレビ東京 報道局「テレ東BIZ」編集長・小林史憲のコラムから、大江キャスターの知られざる秘話をお届けする。
長年に渡り「WBS」の顔を務めた大江麻理子キャスターが、テレビ東京を退職することになりました。どんな時でも穏やかな笑顔を絶やさず、それでいて芯が強く、誰からも愛されたキャスターでした。
「週刊文春」の「女性アナウンサー好感度ランキング」で1位に選ばれたことがあるのは、他局より視聴率の劣るテレ東としては快挙。社員としても嬉しかったのを覚えています。
大江キャスターについて私が特に印象に残っているのは、一緒にドキュメンタリー番組を作った時のことです。彼女の友人が白血病になったことがきっかけで、「命」をテーマに彼女が書いた企画書が通りました。
骨髄移植を受ける患者と提供者の取材を始めたのですが、その際、彼女は自ら骨髄バンクにドナー登録をしたのです。いざ適合者が現れて骨髄を提供することになれば、仕事を休むことになるだけでなく、採取による健康上のリスクもあります。
「自分がドナー登録もしていないのは説得力がない」と彼女が考えたからですが、人気キャスターにも関わらず、リスクを負って伝えようとする姿に感銘を受けました。

そんな大江キャスター最後の出演となったのが、3月28日(金)に放送された「WBS」です。現場主義を貫いた彼女らしく、雪深い山奥を取材で訪れています。番組最後に視聴者の皆さまへのご挨拶も。ぜひご覧ください。
【動画】大江キャスター卒業「ワールドビジネスサテライト(WBS)」取材映像をまとめたエンディングも
◆
せっかくなので、もう1本、大江キャスターが取材した番組を紹介します。少し古いですが、2011年に放送した「池上彰の世界を見に行く」という番組で、大江キャスターは中国を取材することになりました。そのパートだけを再編集して去年配信したのがコチラです。

ドキュメンタリー 大江麻理子が警察に連行された!“灰色収入”の実態と貧富の格差…民衆の怒りを徹底取材【シリーズ激動の中国】。
当時、北京支局特派員だった私が先行取材していたのですが、アラブ諸国で起きた「ジャスミン革命」という民主化運動が中国に波及して当局は厳戒態勢。街中で騒ぎがあればすぐに警察が駆けつける状況でした。特に取材対象の出稼ぎ労働者が暮らしていたのはスラム街だったため、海外のテレビクルーは非常に目立ちます。
私は日本から合流した大江キャスターに伝えました。「ここはリスクが高すぎる。私が目立たないように取材しとくから、他の場所を回ろう」。しかし、大江キャスターはきっぱりとこう返したのです。「この人が今回の主人公なんですよね? 自分で取材しないとスタジオで堂々と話せません」。彼女の熱意に押されて短時間だけという約束で出稼ぎ労働者の家を取材に行ったのですが、結果、周辺住民の密告によって警察に連行されてしまいました。
焦った私は「彼女は日本で人気のキャスターで、中国の庶民の生活や文化を取材しに来ただけです」と必死に訴えたのですが、驚いたのは、そうした状況でも大江キャスターはニコニコと笑顔を絶やさずにいたのです。警察もそんな彼女の様子からセンシティブな内容ではないと察し、1時間半ほどで無事に釈放されました。
その後もセンシティブな内容も含めて取材を続けた大江キャスター。放送ではスタジオで連行された経験をいつもの笑顔のまま話すという、気骨のあるところを見せたのです。今後の彼女の人生にエールを贈りたいと思います。
【動画】「WBS」アーカイブ

「テレ東プラス」は、テレビ東京 報道局「テレ東BIZ」編集長・小林史憲のコラムから、大江キャスターの知られざる秘話をお届けする。
長年に渡り「WBS」の顔を務めた大江麻理子キャスターが、テレビ東京を退職することになりました。どんな時でも穏やかな笑顔を絶やさず、それでいて芯が強く、誰からも愛されたキャスターでした。
「週刊文春」の「女性アナウンサー好感度ランキング」で1位に選ばれたことがあるのは、他局より視聴率の劣るテレ東としては快挙。社員としても嬉しかったのを覚えています。
大江キャスターについて私が特に印象に残っているのは、一緒にドキュメンタリー番組を作った時のことです。彼女の友人が白血病になったことがきっかけで、「命」をテーマに彼女が書いた企画書が通りました。
骨髄移植を受ける患者と提供者の取材を始めたのですが、その際、彼女は自ら骨髄バンクにドナー登録をしたのです。いざ適合者が現れて骨髄を提供することになれば、仕事を休むことになるだけでなく、採取による健康上のリスクもあります。
「自分がドナー登録もしていないのは説得力がない」と彼女が考えたからですが、人気キャスターにも関わらず、リスクを負って伝えようとする姿に感銘を受けました。

そんな大江キャスター最後の出演となったのが、3月28日(金)に放送された「WBS」です。現場主義を貫いた彼女らしく、雪深い山奥を取材で訪れています。番組最後に視聴者の皆さまへのご挨拶も。ぜひご覧ください。
【動画】大江キャスター卒業「ワールドビジネスサテライト(WBS)」取材映像をまとめたエンディングも
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せっかくなので、もう1本、大江キャスターが取材した番組を紹介します。少し古いですが、2011年に放送した「池上彰の世界を見に行く」という番組で、大江キャスターは中国を取材することになりました。そのパートだけを再編集して去年配信したのがコチラです。

ドキュメンタリー 大江麻理子が警察に連行された!“灰色収入”の実態と貧富の格差…民衆の怒りを徹底取材【シリーズ激動の中国】。
当時、北京支局特派員だった私が先行取材していたのですが、アラブ諸国で起きた「ジャスミン革命」という民主化運動が中国に波及して当局は厳戒態勢。街中で騒ぎがあればすぐに警察が駆けつける状況でした。特に取材対象の出稼ぎ労働者が暮らしていたのはスラム街だったため、海外のテレビクルーは非常に目立ちます。
私は日本から合流した大江キャスターに伝えました。「ここはリスクが高すぎる。私が目立たないように取材しとくから、他の場所を回ろう」。しかし、大江キャスターはきっぱりとこう返したのです。「この人が今回の主人公なんですよね? 自分で取材しないとスタジオで堂々と話せません」。彼女の熱意に押されて短時間だけという約束で出稼ぎ労働者の家を取材に行ったのですが、結果、周辺住民の密告によって警察に連行されてしまいました。
焦った私は「彼女は日本で人気のキャスターで、中国の庶民の生活や文化を取材しに来ただけです」と必死に訴えたのですが、驚いたのは、そうした状況でも大江キャスターはニコニコと笑顔を絶やさずにいたのです。警察もそんな彼女の様子からセンシティブな内容ではないと察し、1時間半ほどで無事に釈放されました。
その後もセンシティブな内容も含めて取材を続けた大江キャスター。放送ではスタジオで連行された経験をいつもの笑顔のまま話すという、気骨のあるところを見せたのです。今後の彼女の人生にエールを贈りたいと思います。
記事提供元:テレ東プラス
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