マキロイが『TP5』に変更して2勝目!「風に対処する準備がずっとできている」【WITB】
“第5のメジャー”と呼ばれる「ザ・プレーヤーズ選手権」を制したローリー・マキロイが、今季2勝目(通算28勝目)。米国テーラーメイドも勝利を称え、今季初勝利の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」に引き続き、『TP5』ボールへの変更が大きくパフォーマンスアップに繋がっていることを明かす。
今季初戦までマキロイは『TP5x』ボールだったが、試しに『TP5』でアプローチして、まずグリーン周りのフィーリングに興味を持ち本格テストを実施。その後アイアンのフルショットで「打ち出し角が1度低く、スピンは『TP5x』と同じなことを発見し、ドライバーでもボールスピードが維持された」と同社。このボール変更がきっかけで前戦「アーノルド・パーマー招待」ではバッグの上4本を変更し、すぐに戻す慌ただしい動きも見せていた。
「今週のTPCソーグラスで、マキロイは『TP5』ゴルフボールを使用してSG:アプローチで5位に終わりました。これは、彼がそもそもなぜ『TP5』に切り替えたのかという背景を理解すれば、ふさわしい統計です」(同社ツアー広報)
浮島グリーンで名物の17番、やや抑えたショットでグリーンを捉えたマキロイに対し、J.J.スポーンはオーバーして勝負が決したが、昨年大会のマキロイのSG:アプローチは「1.036」の20位で、今年は「1.943」の5位と、大きくスタッツも向上させている。
「ローリーは全体的にグリーン周りが良くなり、ハーフショットやスリークォーターショットができるようになり、ウェッジやアイアンショットの形が両方向に良くなったと感じています。ここにはどんなゴルファーにも学ぶべき大きな教訓があり、自分のプロセスを信頼し、自分の道具を信頼すれば、ゲームのどの部分も向上させることができる。ローリーは日曜日にそれがどのように役立ったかを語りました」(同)
その『TP5』への信頼のコメントが下記だ。
「最初にボール変更に力を入れたのはペブルビーチで、週末は風がかなり強かった中でいいプレーができました。(その後も)そういう状況になると、風に対処する準備がずっとできているように感じています。(風の中での)ウェッジやショートアイアンの距離感が問題でしたが、それを改善できたと思います。
風の中でのボールの飛ばし方はすごく快適で、自分が持っているものに常に磨きをかけようとしているし、壊れていないなら直そうとも思わない。今のところ(TP5で)全てがうまく機能してると感じています。毎日、毎週、正しい習慣で練習を続け、その積み重ねが今日のような日に繋がっています」(マキロイ)
今季はボール変更をきっかけに、ここ数週でクラブ変更の慌ただしい動きを見せたマキロイ。マスターズに向けては、下記のように使い慣れたギアで精度を磨く構えだ。
【ローリー・マキロイの優勝ギア】※全てテーラーメイド
1W:Qi10(9.0°ベンタスブラック6X)
3W:Qi10(15.0°ベンタスブラック8X)
3I:P770 PROTO(HZRDUSブラック105 HY TX)
4I:P·760(プロジェクトX 7.0)
5I~9I:Rors Proto (プロジェクトX 7.0)
P,A,S,LW:MG4(46SB,50SB,54SB,60LB プロジェクト X 6.5)
PT:スパイダーツアーX
BALL:TP5
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