令和の虎の“志願者”に成田悠輔が登場 “虎”たちに「マイナス1億円」の出資を求める
3月16日にビジネスリアリティー番組「令和の虎」(登録者数134万人)が公開した動画に、経済学者の成田悠輔が志願者として登場しました。
希望金額は「マイナス1億円」
成田は冒頭から「お金はなくなると思ってます」「“稼ぐ”より“踊れ”というメッセージをお伝えしにまいりました」と意気込みを見せるとともに、希望金額として「マイナス1億円」と述べ、虎たちにお金を捨てるよう提案。「お金を燃やしていただけないかな」「大事でなくなるので」と言ってポケットからマッチを取り出します。「お金を燃やすのは犯罪です」との指摘が入っても「ぜひ犯罪をしていただければ」などと冗談交じりに応じます。
その後、「なんで皆さんお金大好きなんですか?」と素朴な質問をぶつける成田。「稼いでない人が言うやつですよね」などと虎たちが突っ込みますが、「皆さんと比べたら全く持ってないですし、皆さんのように稼ぎたいとも特に思わない」と平然と答えます。そして、書籍の出版で入る印税や番組出演料はどうして受け取っているのかと指摘されると、「痛いとこ突いてきますね」と苦笑いする成田。お金のことは「どうでもいい」と思っているそうで、「できれば買わないでほしい」と矛盾した呼びかけをします。
成田はお金が必要な理由として、「その人がどんな人でどれだけ尊敬に値するか、どれだけ信用に値するかっていうことを表すシンボル」「過去にみなさんが何をやってきたかっていうことをうまく表したデータがお金」と持論を展開。そして現在、個人の過去の履歴がデータになってきていると述べ、その情報がわかればそれに基づくことで「資産や年収、物価を考えなくても経済やビジネスは動かせる」と力説します。その後、例えばある人が「ラーメンを食べたい」と思った場合、成田の考える社会が実現すると何も払わずラーメンを食べられるようになり、ラーメンを食べたという記録だけが残ると説明。そして、その人がラーメンを食べ続けるだけで何もやっていなかった場合には、ある日を境にラーメンを食べられなくなるといったような社会になると語ります。
「究極の共産主義」について語る
そして、「お金だけでなく学歴も意味がなくなるのでは?」との虎たちからの指摘に成田は同意します。それとともに、個人同士の比較が複雑になり、比べられなくなるのではと推測します。そうした場合、「スコアリングしなくてもいいくらい賢いAI」に人間が支配されると語る成田。これに「下剋上」ができなくなるのではとの不安が出てきますが、成田は現在のAIにも存在しているような「雑音やノイズ」によって、社会をコントロールするAIも判断を変えるのではないかと語ります。
このように、個人間で単純な比較ができなくなる社会の考え方について、「究極の共産主義」と表現する成田。「共産主義がうまくいっている国は歴史上ない」との指摘にも、「良い社会かどうかは別」としたうえで、いずれは共産主義的な社会が訪れると予測。個人がやっていることが儲かるかや社会に貢献しているかを考えなくなる社会が来ると語ると、虎たちからは「あまりにも寂しいね」などといった声が上がります。
その後も抽象的な議論が続き、いよいよ虎たちが「捨てる金額」が発表されます。目標金額が1億円のなか、結果は6000万円となり、「そのうち100万円くらいほしいな」と成田が本音を漏らすと、「欲しいのかよ!」と一同大笑いしています。
この動画は公開後2日間で約160万再生を記録しており、コメント欄には「正直今までの回で一番興味があって楽しかった」「お金出してもらう番組にこの話もってきたの皮肉が効いてて最高に成田悠輔って感じして好き」「普通に見てて今までで1番楽しかったし面白かった」といった声が多く寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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