料理研究家リュウジ、弟子のレシピ盗用疑惑を検証 「パクリではないです」
3月10日、料理研究家の「リュウジ」(登録者数518万人)が「弟子の盗作について」と題する動画を公開しました。
レシピ盗用指摘に料理研究家が猛反論
ことの発端は先月上旬、リュウジの弟子の料理系インフルエンサー「えびすまさき」(同7.5万人)がミスタードーナツで販売されている汁そばの再現レシピをTikTokに投稿したことです。この投稿に、同じく料理系インフルエンサーの「プロ料理人あやの再現料理」(同2.5万人)が「あーん!私と同じレシピ!!パクっていいけど、ひと声かけて!!」とコメント。するとえびすが「パクってないのにめちゃくちゃ心外です。こんな事をコメント欄に書き込む事自体ナンセンスだと思います」「分量も材料も全く一緒じゃないのに『パクってる』ってマジで意味わからん」と猛反論しました。
その後、あやにインスタグラムとTikTokをブロックされ「謝罪もなく逃げました」と報告していたえびすですが、ほどなくして本人から謝罪の連絡があったそう。「DMにて謝罪をいただきましたので 誹謗中傷はお辞めください(原文ママ)」と呼びかけていました。
この騒動の中で、リュウジはえびすの投稿に反応。「料理で注目されると『これパクりやん』は1日100件くらい言われます。対応がガチすぎるのでもう少しヒネたほうがよいです」「『あなたではなくミスドのパクりです」』の方がスマートです。料理研究家として火加減は気をつけましょう」とアドバイスし、X上では「さすが、料理研究家。火力高いし、調理の仕方に味がある」などと話題になっていました。
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実際にレシピを再現し食べ比べ
今回公開した動画でリュウジは改めてこの件に触れ、自身もミスタードーナツの汁そばの再現レシピを公開していることから「そもそもミスドのパクリをしてるんですよね」「同人誌でネタが被ったみたいな感じ」と例えを交えつつ説明します。そして、実際にリュウジ自身とえびすとあやが公開しているレシピで汁そばを再現し、パクリかどうかを検証します。
調理しながら「料理って著作権ないんですよ」と語るリュウジは、「僕が必死こいて開発したレシピも著作権ないんですよ」「だから誰かに利用されてお店出されたりとか商標的に利用されても何も言えない」と続けます。その理由として、料理を再現しようとすると絶対にレシピや材料は似てしまい「埒があかない」ためだとのこと。リュウジは「非常に難しい問題」と複雑さを指摘します。さらに、「ここ数十年で新しい料理というのはほとんど出てきてない」と断言。「昔のレシピを擦ってるだけ」「本当に新しいレシピを作るってのはなかなか難しいってところもありますね」と述べています。
また、自分が間違っていると思っていることに表立って反論したりすると視聴者から「ほっとけ」とのコメントが寄せられることに「なんでかなって思ってて」と疑問を呈するリュウジ。「バカはほっといちゃダメです」「なんでかって言ったら、バカは増えるからです」と持論を述べ、「正しくないことは絶対に正しくないって言ったほうがいいと思ってます」と語ります。
リュウジのレシピの味を確認後、えびすのレシピで調理していきます。えびすはこめ油を使用しているそうで、「ここが俺とぜんぜん違う」とリュウジはコメントしつつ「再現としてはどうかな」と口にしながら調理します。完成品を試食し、「ちゃんとラーメン」「めちゃくちゃ美味い塩ラーメン」と結論付けます。
その後、あやのレシピでも調理。一口食べて「味ぜんぜん違う」「同じではない」と断言します。そして、「これが一番ミスドに近いんじゃないかな?」「再現度で言えば結構高いと思う」とコメントします。
食べ終えたリュウジは「パクリではないです」と明言。「ラーメンとしての完成度はえびす君のほうが高くて、ミスドの汁そばの要素は料理人の方(あや)は結構あったね」と語りつつも、「俺は自分のが一番好きですね」とコメントしています。そして、SNSで発言する際には「ちょっと考えてポストボタンを押していただければ」と呼びかけています。
コメント欄には
パクりじゃなくて二次創作のネタが被っただけってのが何気に一番わかりやすかった
レシピだけ見てもあまり分からないですが、実際に作ってみることで考案者のコンセプトが分かってくるの面白いですね
お相手の方を傷つけずに弟子を守り、ご自身の立ち回りも上手い完璧な対応だと思いました
当事者各方面をフォローしつつ確実に楽しい一本として仕上げてしまう技あり動画だったと思います
と称賛の声が上がっています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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