「日本でプレーしても大丈夫かなと…」 渋野日向子が帰国参戦を決めた理由
<北海道meijiカップ 事前情報◇1日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6568ヤード・パー72>
渋野日向子がいよいよ日本ツアー今季初戦を迎える。昨年11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」以来の参戦で、今大会は2019年以来2度目の出場となる。
フランスで行われた「アムンディ・エビアン選手権」から北米、カナダを渡り北海道という、時差もあるなかでの4連戦。それでも、「ちょっとずつ、前よりもゴルフは良くなってきたかなという段階。日本のみなさんの前でプレーしても大丈夫かな、と。不安もありつつですけど、帰国の機会だったので出させていただいた」と、日本ツアー出場を決めた理由を説明した。
母国で応援してくれるファンのため、日本ツアーに出場したい思いは常にある。このタイミングでの出場を考え始めたのは1カ月ほど前。「全米の結果もあったし、日本に帰ってくるタイミングは予定に入れていた。そうなると、この試合に出られるのが一番いいのかなと話し合って、出させていただくことになりました」。「全米女子オープン」では2位に入り、米ツアーのシード権も当確。次戦のメジャー「KPMG全米女子プロ」でも7位に入り、不振の序盤から一転、上り調子の初夏を過ごしていた。
カナダでの4日間を終えると、月曜日早朝に移動。火曜日に帰国し、水曜日にコース入りして軽めの調整を行った。開幕前日のきょう木曜日にはプロアマで18ホールを回り、コースを確認した。
「日本のファンのみなさんの前でプレーすることで、気を引き締められる。新しいものを吸収できる時間でもあるし、初心に帰れるような時間でもあると思う」。まずは日曜日まで戦い切ることを目標に掲げ、笑顔で初日を待ちわびる。(文・笠井あかり)
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