世界一のYouTuber・MrBeast、クローン病との闘いを語る 「人生はハードモード」
世界最多のチャンネル登録者を誇るアメリカのYouTuber「MrBeast(ミスタービースト)」(登録者数3億人)が、自身が患っているクローン病について語りました。
ミスタービースト、クローン病について語る
ミスタービーストは、世界最多のチャンネル登録者を誇るアメリカのYouTuberで、製作費を4億円以上かけた『リアルイカゲーム』や、世界各地から50人のYouTuberを招集し100万ドル(約1億6000万円)をかけて戦わせるというゲームを開催するなど大規模で型破りな企画で知られています。
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今月20日、ミスタービーストは、起業家のスティーブン・バートレットが司会を務めるポッドキャスト「The Diary Of A CEO」(同958万人)に出演した動画で、自身がクローン病を患っていることを告白しました。The Diary Of A CEOとは、世界的に影響力のある人物たちが登場するポッドキャスト番組で、Appleの2023年第1位にもなった人気番組です。
ミスタービーストは、15歳のときにクローン病を発症したとのこと。体調不良が続き、1日に8〜10回もトイレに行くほどの腹痛や下痢、「誰かがナイフで腹部を刺している」ような痛みに悩まされていたそうです。また、食べ物を十分に消化吸収できず、体重が約50ポンド(約23キロ)も落ちたと語りました。
クローン病は、持続する炎症が消化管に生じる病気で、粘膜に潰瘍やびらん(ただれ)ができてしまいます。(中略)発症すると、腹痛や下痢、血便、体重減少などの症状が現れ、良くなったり悪くなったりを繰り返します。原因不明の発熱や成長障害などの症状で気付かれることもあります。(中略)現在のところ、クローン病の原因は分かっていませんが、本来外敵に対して働く免疫システムが、自分の消化管を異常に攻撃している状態といわれています。(国立成育医療研究センター)
自身の人生は「ハードモード」
これまでの自身の動画などでクローン病について語っていたミスタービーストですが、現在は、強力な免疫抑制剤を投与しつつ、YouTube活動をしているそうです。クローン病の炎症を抑える効果はあるものの、免疫力が著しく低下して感染症にかかりやすくなるため、新型コロナには6回罹ったといいます。
ミスタービーストの動画では「24時間無人島で生き延びた」や「7日間独房で過ごせるか検証してみた」など、長時間に及ぶ体力的に負荷がかかる撮影も多いため、撮影現場で体調を崩すこともあるといいます。
ミスタービートは、自身の人生は「ハードモード」の過酷な環境だと表現しますが、体調が悪くても、「それを乗り越えるしかない」「乗り越えるからこそ他にはできないことができる」と語っています。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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