「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、モニカ・バルバロのインタビュー映像公開
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」「フォードvsフェラーリ」の名匠ジェームズ・マンゴールドが、若き日のボブ・ディランの栄光と苦悩の軌跡を描いた「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」が、2月28日(金)より全国公開される。ボブ・ディラン役のティモシー・シャラメ、ディランの恋人シルヴィ・ルッソ役のエル・ファニング、ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロが勢揃いしたインタビュー映像が到着した。
ディラン本人にXで褒められたというティモシーは、「最高だったよ、僕はXが大好きなんだ。そのXに彼本人が投稿して……」と笑顔。「彼の投稿を見てお墨付きを得たと感じたね。彼はヒーローであり伝説だから最高にうれしかった。憧れのヒーローが、“いいぞ その調子だ”と認めてくれた感覚さ」
憧れの存在を演じるにあたっては「最善の表現方法を探すことに苦労したよ。感傷的なシーンもあればロックを歌うシーンもある。本作では実話に解釈を加えているけど、登場人物は実在する人ですごい時代を駆け抜けた人だ。だから正確に演じたかった。題材になった人を不満にさせるのは嫌だからね」と胸中を明かす。
一方でエルは「シルヴィが単なる恋人にならないように私も最善の表現方法を模索した。彼女の複雑さや深みを表現し、地に足の着いた強い女性を演じた。本質を捉えて演技に反映したの。いつかボブが映画を観てくれた時に思い出が表現されていると感じてほしい」と説明。
そしてティモシー同様に劇中で歌唱とギター演奏を披露したモニカは「音楽をものにするのには苦労したわ。全員が素晴らしいミュージシャンだからね。でもエルの言ったことが大きい。どのミュージシャンも尊敬すべき人で敬意を持って演じたいという思いがある。でも彼らの人間らしさを伝えたいという想いもあって、欠点も自然な形で表現したいと思っていた。輝かしい部分と欠点のバランスが難しかったわ」と振り返る。
第97回アカデミー賞で8部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚色賞、音響賞、衣裳デザイン賞)にノミネートされ、世界興収1億ドルを突破した本作。まもなく日本公開だ。
Story
1960年代初頭、ミネソタからニューヨークへやってきた19歳の無名ミュージシャン、ボブ・ディラン。やがてフォーク・シンガーとして世界的センセーションを巻き起こし、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極める──。
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配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
︎ ジェームズ・マンゴールド監督×ティモシー・シャラメ主演で描くボブ・ディランの物語「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」、予告編公開
記事提供元:キネマ旬報WEB
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