広瀬すずが華麗にチャールストンを踊る 木戸大聖&岡田将生も一緒に踊りだす 「ゆきてかへらぬ」本編映像
2025年2月21日より劇場公開される、広瀬すずの主演映画「ゆきてかへらぬ」から、長谷川泰子(広瀬すず)、中原中也(木戸大聖)、小林秀雄(岡田将生)がチャールストンを踊るシーンの、本編映像が公開された。
京都から東京に移った長谷川泰子と中原中也は、中也の友人・小林秀雄と出会い、彼らの関係は奇妙でいびつな恋愛関係へと発展していく。そんなある日、中也と小林は、神経症に悩まされていた泰子を元気づけようとダンスホールに連れ出す。はやりのダンス「チャールストン」を華麗なステップで踊る泰子と、その様子を席で見守る男ふたり。小林が「神経症でじーっとうずくまってるあいつと、チャールストンを踊ってるあいつと、女がふたりいるようだ…わからんもんだ」と感心していると、中也は「わからないんじゃなくてさ、美味しそうだと正直に言ったらどうなんだ?」と小林を挑発する。さらに続けて「あんたって人は人生の美食家でさ。いつだって上等なものにしか目が行かないんだ」と批評家の小林を批評してみせる。やがて会話に飽きたふたりは、泰子と一緒に踊り出す。「どこがおもしろいのかね、こんなもの」とはすに構えていた小林も、すぐに「うん、おもしれぇや」と年下のふたりに交じって、笑いながらギクシャクと踊り出すのだった。
このシーンは、事前にそれぞれがダンス練習を行って撮影に臨み、3人にとっても印象深い撮影になったという。木戸は「3人の役の踊れるレベルが微妙に違くて、泰子、中也、小林の順に踊れるという設定だったので、このシーンの撮影前の現場でも、広瀬さんが先生になって教えてくれました」と振り返っている。一方、岡田は「僕はどっちかというとテーブルに座って見ていることの方が多かったので(笑)練習の成果が出ていて、本当にすごいなと思いました」とコメント。もっとも華麗なダンスを披露した広瀬は「セリフを喋りながらだったので、リズムが狂って大変でした」と語りつつ、「中也と小林どちらと踊りたいですか?」という質問には、「中也じゃないですか?熱を持ちながら踊るっていう目的だけを楽しめる。その真っ直ぐさと熱い部分を中也は持ってる。小林は途中で“つまんない”って言われそう(笑)」と、撮影を振り返っている。
「ゆきてかへらぬ」は、大正時代を舞台に、実在した男女3人の出口のない三角関係と壮絶な青春を描いた作品。京都。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出会う。20歳の泰子と17歳の中也。どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。東京。泰子と中也が引っ越した家を、中也の詩人としての才能を誰よりも知る男である小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れる。男たちの仲むつまじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。一方で、小林もまた彼女の魅力に気づく。
「探偵物語」「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、「ツィゴイネルワイゼン」「セーラー服と機関銃」の田中陽造が脚本を手掛ける。根岸監督によると、田中による本作の脚本は、40年以上も前に書かれたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、いわば「知る人ぞ知る」幻の脚本として知られていたという。主演を務めるのは広瀬すず。中原中也を木戸大聖、小林秀雄を岡田将生が演じる。
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【作品情報】
ゆきてかへらぬ
2025年2月21日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:キノフィルムズ
©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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