米下部ツアー開幕間近! 原英莉花のダイナミックスイングはぶっ飛ばせるけどリスクもある!?【プロコーチが解説】
今季の国内女子ツアーの単年シード権を放棄し、米国下部のエプソン・ツアーを主戦場とする原英莉花。今月28日の開幕戦「セントラル・フロリダ選手権」に出場予定の原のスイングを、臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。
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原選手のスイングの魅力はダイナミックな部分にあると思います。ポイントは地面をつかんでから蹴り上げる力とスイングアークの大きさですね。
切り返しでシットダウンの動きを入れて地面をつかみ、インパクト付近で一気に蹴り上げてボールに力を伝えています。おそらく、この上下の動きでスイングのタイミングも取っているのでしょう。
これだけ下半身を使えるので、注意したいのは切り返しでの手元の位置。ダウンスイングのタメが強く、手元やグリップが体に近くなり過ぎると、腕が詰まって降り抜けなくなります。原選手は、スイング中に手元が遠くにあるので、左に振り抜けていますね。ただ、このスイングのタイプの選手は腕が詰まりやすいので注意が必要です。
強いて言うならば、腕詰まりのリスクを減らすため、ハンマー打法で正確なショットを放ったモー・ノーマン(カナダ)のように、もう少し腕を伸ばしたままでもいいのかなと思います。これだけ下半身を使える選手なので、飛距離も落ちないはずです。
■原英莉花
はら・えりか/1999年生まれ、神奈川県出身。ツアー5勝。今季は国内女子ツアーの単年シード権を放棄し、米国下部・エプソンツアーを主戦場とする。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。
■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。強豪・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。
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<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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