〈伊丹十三4K映画祭〉に宮本信子と塚原あゆ子が登壇。伊丹映画の魅力を語る
伊丹十三監督の全10作品を、4Kデジタルリマスター版で1週間ずつ上映する〈日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭〉が、2月21日(金)から5月1日(木)までTOHOシネマズ 日比谷・梅田で開催中だ。2月22日(土)にはTOHOシネマズ 日比谷で「お葬式」上映記念イベントが行われ、俳優の宮本信子と映画監督の塚原あゆ子が登壇した。
宮本は「40年も前の映画が上映される。こんなに嬉しいことはありません」、塚原は「知らない世界を見せてくれる映画」と思いを述べた。さらに両者がタッグを組んだドラマ『海に眠るダイヤモンド』(2024)に話題が及ぶと、互いの信頼を窺わせるエピソードが披露され、会場が沸く。最後に観客へメッセージが贈られ、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
宮本信子コメント
伊丹さんが亡くなって27年─。こんなにたくさんの伊丹映画のファンの方に愛し続けていただき、伊丹さんも幸せだと思います。
塚原監督は作品をつくるのにあたって、はっきりとしたイメージがあり、演者とコミュニケーションがとれる頼もしい監督です。
塚原あゆ子コメント
伊丹映画は、キャラクターの造詣が機知に富んでいて、今観ても新しさを感じる名作です。伊丹監督の作品の魅力が10作品を通してみなさんに届くことは本当に素晴らしいことだと思います。
宮本さんは、一緒に考えながら作品づくりに挑んでいただけて、本番でも思いがけないことをしてくださる素敵な方です。
なお映画祭来場者には、先着で復刻版チラシブック(伊丹監督自ら各作品を紹介したチラシ裏面も完全収録)を配布中。また5月には、10作品を日本映画専門チャンネルにて4K画質で一挙放送する。引き続き注目したい。
〈日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭〉
劇場:TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田
期間:2月21日(金)~5月1日(木) ※各作品1週間上映
配給:日本映画放送
公式サイト:https://www.nihon-eiga.com/osusume/itami4k/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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