ウィッグ製作用の型を石油素材からバイオマス素材へ 三井化学とアートネイチャーが環境への配慮で協働
更新日:
三井化学(東京)とアートネイチャー(東京)は、オーダーメードウィッグ製作用の型(モールド)に2月からバイオマスウレタン素材を導入する。環境負荷の低減が狙い。
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。

三井化学(東京)とアートネイチャー(東京)は、オーダーメードウィッグ製作用の型(モールド)に2月からバイオマスウレタン素材を導入する。環境負荷の低減が狙い。
オーダーメードウィッグは、一人一人の頭部形状に合わせて製作する。3Dスキャナーでユーザーの頭部形状を細かく計測し、頭部と同じ形状のモールドを作製。それを基にウィッグの土台となるベース(キャップ)を作製し、植毛工程を経てウィッグが完成する。
モールドは、切削性、寸法安定性に優れるウレタン素材を用いている。従来は、石油由来のウレタン素材を使用していたが、今回、新たに非可食原料である「ひまし油」を基にしたバイオマス素材(バイオマス度20%)を採用することになった。
この切り替えにより、両社の試算では、年間12トンの廃棄物削減と約70トンのCO2排出量の削減(約50%減)を見込んでいる。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。