「若者よ、VTuberを目指すな!」 人気VTuberが業界の厳しい現実を突きつける
2月17日、個人勢VTuberの「キルシュトルテ」(登録者数42万人)が「VTuberマジで稼げませんwww」と題する動画を公開しました。
大手に入れなければ意味はない
今回の動画は「弐十(にと)」(同5万人)とのコラボです。冒頭、キルシュトルテは「若者よ、VTuberを目指すな!」と呼びかけ、その理由を2人で解説しました。
まず2人は、巷を賑わせているVTuberは全員大手事務所所属だと指摘し、「ホロライブ・にじさんじ以外、意味ない」と断言します。しかし、ホロライブに入れる倍率は1200~1500倍と言われているらしく、「難関大学より倍率高い」のだそう。
全VTuberの人数は、キルシュトルテが活動を始めた約3年前で3万人もいたといい、2人は現在では6万人以上いると推測。しかもそのうちの90%以上は収益化ができておらず、「飯が食えている」レベルに達しているのは「1%もいないと思うよ」と推察しました。
一発屋すら生まれない現状
大手事務所に入れないのであれば、個人VTuberはどうでしょうか。
キルシュトルテは「もっとやんな(やるな)」とキッパリ。事務所の後ろ盾がなければ伸ばすのは難しいと断言します。
後ろ盾がない中でも注目を集めるためには「尖ったことをしないといけない」そうで、個人で最近名前を聞くVTuberは全員尖っているとのこと。しかし尖ったことをすると嫌われるそうで、キルシュトルテは、自分を好きな人の「100倍以上、俺のこと嫌いな奴がいる」と語ります。
「俺だって本当はマインクラフトとかやりたかった」というキルシュトルテですが、VTuberの“椅子取りゲーム”の中で、最後に残っていた席が「エロだった」といい、「今の俺にできることはショート動画で下品なチラシ配り(宣伝)ですよ」とボヤキました。
キルシュトルテは2021年10月、「葛葉」(登録者数193万人)とのコラボがきっかけでブレイクしました。自身は「一発屋」だとしつつ、キルシュトルテは、現在は一発屋すら生まれないと説明。「90数%が一発も当てれず消えてく」と語ります。
新陳代謝がない?
VTuberの数がどんどん増える一方、視聴者の総数は増えず、しかも視聴者が限られた時間の中で見るのは自分の“推し”の配信。トップ層のVTuberは辞めないため「新陳代謝がされない」といいます。
現状VTuberの視聴者はもうすでに自分が見てるVTuberがいるので、そいつらは見ません。
現状VTuberを見ない人は、お前の配信など絶対に見ません。つまり誰も見ません!
キルシュトルテは、
声がかわいい、歌がうまい、ゲームがうまい、ガワが良い・・・何の意味もないぞ! ごまんといんだ
とも断言。最近は見た目のクオリティーが高いのが当たり前らしく、最低でも30万円はかけるべきとのこと。ゲームをやりながら配信ができるPCを用意すると、合計50万円ぐらいかかるそう。しかも、VTuberは家をなかなか借りられないという問題もあるそうです。
こうした厳しい環境のためか、2人が活動初期に関わっていたVTuberは、多くが辞めているらしく、2人はVTuberの平均寿命がわずか8カ月だという話も口にします。
飛んで火に入る夏の虫。全員焼けて死んじゃう
厳しい話を続ける2人ですが、VTuberのメリットも語ります。
小学校の途中で学校に行くのをやめ、働いたこともないというキルシュトルテ。「そんな俺でも金持ちになれる最後のチャンス」がVTuberだったといい、「下品なこと言ってるだけで毎月バカみたいに金入ってくるんだから」とドヤ顔。「意外と自分を愛してくれる人がいます」「VTuberになったら毎日告白されるぞ」とも語ります。
しかし、
甘い言葉に釣られて虫がワラワラ湧いてくるわけですよ。で、飛んで火に入る夏の虫。全員焼けて死んじゃう
とのこと。
そんな中でも2人が3年間続けてこられたのは、「VTuberに憧れがなかったこと」が大きいとのこと。「◯◯さんみたいになりたい」という人は、打ちのめされる可能性が高いと語り、憧れを抱きすぎずに自分なりのやり方で頑張ってほしいと呼びかけていました。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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