昨季初Vの古賀妃が感じるもどかしさと葛藤「勝った時の感情をもう一度」【マイネクヒロインツアー】
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(以下、マイネク)のポイントランキング上位者と、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のツアープレーヤーが出場する一日競技「マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines」が12日(水)に開幕する。
24歳の古賀妃は、マイネクのポイントランキング9位でこの大会に出場する。昨年5月の「第5戦 Sky New Try Ladies Cup」で4ホールにも及ぶプレーオフを制し、初優勝を果たした。当時のことをこう振り返る。「すごく緊張していたけど、楽しんでいた」。しかし、最近は「思うようなゴルフができない」という悩みを抱えている。
「普段からあまり調子がいい時がないんです」と言うように、優勝したときもショットは不調だったが、ラッキーが続いた。20メートルのバーディパットを沈めてトップタイに立つと、試合はプレーオフへ突入。4ホールにも及ぶ死闘の中、2ホール目では10メートルのパットを決めてパーセーブし、4ホール目では上4メートルのバーディパットを外したが、パーで勝負を決めた。
昨季の最終戦「マイナビネクストヒロインゴルフツアーファイナル」ではトータル7オーバー・29位タイでフィニッシュ。最終日は2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーと伸ばせず、「簡単にボギーを打っちゃった」。古賀はピンをデッドに狙うよりも、パターでチャンスを拾っていくプレースタイル。しかし、この日は普段なら決められる距離のパットが入らず、悔しい結果に終わった。
初日は今年のプロテストに合格した青木香奈子と同組でラウンド。青木のプレーを見て、飛距離の重要性を痛感した。「セカンドでアイアンが打てるし、ロングホールでもバーディを取りやすくなる。飛距離があったらゴルフが変わってくるのかな」と刺激を受けた。
古賀は152センチと小柄ながら、トレーニングを積み重ねて飛距離を伸ばしてきた。ただ、「これ以上トレーニングしても飛距離は伸びないんじゃないか」と、スイングを変えるべきか悩んでいる。現在の拠点は地元・熊本。関東への移転も視野に入れているが、地元はなによりも「練習環境がすごくいい」。それでも「何かしらを変えないと、何も変わらない」と葛藤している。
今年の5月で25歳を迎えるため、同ツアーラストイヤーとなる。「優勝したいです。去年勝った時の感情を、もう一度味わいたい」。再び勝利を挙げて、ゴルフの楽しさを取り戻したい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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