上田桃子がジュニアへ真剣レッスン ツアー撤退後の生活は慣れない日々「早起きしないことがストレス(笑)」
8日、明治神宮外苑室内球技場で大正製薬株式会社が『上田桃子プロ×リポビタン ゴルフにファイトを!ジュニアクリニック』を開催。一般社団法人日本高等学校・中学校ゴルフ連盟に登録しているジュニアゴルファーの女子中学生15名が参加。リポビタンのサポートアスリートである上田桃子によるゴルフレッスンとトークショーが行われた。
上田はイベント会場に入ると「きょうは来てくれてありがとう」とジュニアたちに挨拶。レッスンの前にみんなでウォーミングアップを行った。そこでは一人一人の姿勢を見て、「もっと伸ばしてみて~!」などとアドバイス。レッスンでもジュニアの悩みに耳を傾けた。トークショーではチャレンジ、緊張、準備の3つをテーマに上田の経験談などが語られ、ジュニア達も熱心に聞き入った。
昨年の11月にツアー休止を発表。今回のようなジュニア育成はやりたかったことの一つである。「やりたいことはたくさん。1個目として、ジュニアをコーチングすることができた。自分のなかで興味があることをたくさんチャレンジしながらゴルフの魅力をたくさんのひとに広げていきたい」と今後もこうした取り組みに挑戦していくつもりだ。
一線を退き、これまでとは違うオフの過ごし方ではあるが「慣れないですね。早起きしないことがストレス(笑)。合宿の時期に朝8時に起きることに罪悪感があります」と慣れない日々を送っているという。しかし現役時代にできなかった「やりたいこと」は少しずつチャレンジができている。「上半身のトレーニングをしながら、料理教室に行きながら、栄養学も学んでいる。きょうもこのあと分厚い本を持って勉強するんですけど」と充実した時間を過している。
今後はレッスン以外にも挑戦したいことがある。「若い人にもっとゴルフを知ってもらったり、気軽にゴルフを始めてもらえるようなことがないかな、とかは思っていて。それをどう形にできるかを周りの人とも話しているんですけど、どんな形でもゴルフに関わってもらい興味を持ってもらうことがすごく大事だと思うので、イベントはやっていきたいと思っています」。
国内ツアー通算16勝と、これまではプレーでゴルフ界を盛り上げてきた。今後は違う形で「ゴルフの魅力」を発信していく、上田の新たな挑戦が始まった。(文・高木彩音)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。