昨年3勝を挙げた川崎春花が、2023年から手放せないパターとは?
2024年シーズンに3勝を挙げた川崎春花。彼女を取材すると、2023年から『オデッセイ Ai-ONE MILLED SIX T CH』を使用していると教えてくれた。その内容をレポートしたい。
川崎が使用しているパター『オデッセイ Ai-ONE MILLED SIX T CH』は、2023年発売のモデル。川崎も同年の暮れから使用し続けているという。
削り出しパターのようなソリッドな打感を求めるプレーヤーに向けて、6-4チタンインサートを搭載したパター。背面の複雑な隆起の効果で、芯からズレてもコロがる球が打てるのが最大の特徴だ。加えて、ステンレススチール製ボディに多くのウェイトを搭載して、超高MOIを実現しているという。
「2023年の『大王製紙エリエールレディス』で、このパターに替えました。プロアマで3ホールをプレーして、3連続で3パットをやってしまったんです……。キャロウェイさんにお願いして、『3本お借りします』と言って借りてポンポンポンと打ったんです。そのときお借りしたうちの1本。そうしたら、試合でも5連続バーディを取れたんです」
ロングパットも入るようになり本人も驚いたという。ミスヒットしてもラインに乗る球が打てる効果を発揮したのだろう。それからずっと使用し続けて、2024年の3勝につながったという。
また現在ではパター自体の握り方も以前と変えているという。「2024年6月のときに『何かを変えないといけない』と思って、順手グリップからクロスハンドに変えました。順手をある試合で試したんですが、全然ダメだったので、クロスハンドにして打つようになったら、入るようになったんです。現在でもクロスハンドで打っています」。
ショットメーカーの川崎のパット精度が上がれば、まさに鬼に金棒だろう。今季のストロークにも注目していきたいところだ。
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川崎の14本のセッティングを分析。関連記事【24年シーズン3勝・川崎春花の14本を分析! なぜ1WもUTもアイアンも古いモデルを使うのか?】を読めば、強さの秘密がわかります。
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