カーボンスチールフェースという、最も大々的な再設計!スコッティ・キャメロン『スタジオスタイル』、3月14日デビュー
アクシネットジャパンインクから、新作パターのアナウンス。「NEW スコッティ・キャメロン『STUDIO STYLE(スタジオスタイル)』パターを3月14日より発売いたします。税込価格は82,500円でLong Designは88,000円になります」と、同社。昨日発表された『PHANTOM』の追加モデルとは異なり、フェース素材に大幅な変更がなされている。
「スコッティ・キャメロンは、近年のブレードパター製品において最も大々的な再設計を施し誕生したNEWスタジオスタイルを発表しました。この製品には、過去への敬意と未来への提言が込められています。スコッティの伝説的なクラフトマンシップと素材、ミーリング、パフォーマンス、テクノロジーに対する革新的なアプローチによるデザインの融合から生み出された12モデルは、新たな付加価値、過去モデルの【ゼロからの】再設計、そして時代を超越したクラシックさを持ち合わせ、打音、打感、パフォーマンスを新たな高みへと導きながら、現代のプレーヤーのニーズに合わせて大幅にアップデートされています」(同社広報)
スコッティ・キャメロン本人も、大幅な変更がしづらいブレード型の設計において「最も大々的な変更」と言う。
「NEWスタジオスタイルは、これまでのブレードラインの中で最も大々的なデザインのリニューアルを行いました。名前は過去のモデルを彷彿させるものですが、テクノロジー、デザイン、製造方法は現代的でまったく新しいものです。優れた打感と一貫したパフォーマンスを生み出すNEWスタジオカーボンスチール(SCS)インサートが、ソフトな打音とすべてのパットでプレーヤーに自信を与える転がりを実現します。そして、チェーンリンク構造のフェースミーリングが、優れた転がり性能とともに新たなレベルの打感をもたらし、どんなパットでも自信を持って打てます。また、ブレードとマレット両方のプレーヤーに新たな高性能の選択肢を提供するため、新たな高コントラストのアライメントと安定性を備えたミッドマレットを再設計し誕生させました」(キャメロン氏)
また、前職で長くオデッセイパターの開発に携わっていた、オースティ・ローリンソン氏が数年前にスコッティ・キャメロンの開発チームに加わり、生み出された新作は、『スクエアバック』や『ファストバック』などの形状でオデッセイっぽさを感じさせる新鮮なアライメントも見られる。ローリンソン氏も『スタジオスタイル』の誕生に辺り、こう話している。
「ツアーからのインプットを取り入れながら、スタジオカーボンスチール(SCS)インサートの開発とともに打音と打感を調整する独自の方法を開発するため、たゆまぬ努力を重ねてきました。このインサートは、トレリウム、ステンレス スチール、アルミニウムよりも優れた振動抑制能力を備えています。インパクト時の音をさらに和らげるために、チェーンリンクフェースミーリングと呼ばれるミルドテクスチャーを施すことで、打感を最大限に高め、パフォーマンスを向上させる新しいテクノロジーとアライメントを備えた次世代のブレードパターとミッドマレットパターを生み出しました」(ローリンソン氏)
ツアーではジョーダン・スピースなど一部の選手が好んできた『カーボンスチール』パターは錆びが出るのが通常だが、新たなニッケルメッキを施し、耐久性にも配慮されており、打球音がしっかり出る上にソフトな感触が特徴。ツアー選手からも「距離感が出しやすい」とのフィードバックが得られているという。
スコッティ・キャメロンと、オースティ・ローリンソンという、パター設計の巨匠2人が、ツアーフィードバックを集めて「優れた距離感」のために再設計したカーボンスチール製フェースの『スタジオスタイル』。GSSインサートだった、初代スタジオスタイルの発売から20周年を記念して誕生した力作は、ブレード型パターに再発明をもたらしている。
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