「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」アイナ・ジ・エンドの主題歌『花無双』のアニメMV公開
アニメシリーズ『モノノ怪』の劇場版3部作の第2弾として、大奥の女たちの情念が産み落としたモノノ怪〈火鼠〉に薬売りが立ち向かうさまを描いた「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が、3月14日(金)より全国公開される。アイナ・ジ・エンドの書き下ろし主題歌『花無双』に本編映像を合わせたアニメーションMVが到着した。
第一章「唐傘」に続いて主題歌を担当するアイナ・ジ・エンド。映画の印象を「魂が抜けたような表情をする女性のシーンがあったり、描き方が嘘っぽくなくて心に刺さる。めちゃくちゃ人の体温を感じる」と語っている。そこから生み出した『花無双』については、「『唐傘』よりも目まぐるしい情念が垣間見えたので、もっとダイレクトな歪みを加えたいと思った。『Love Sick』(『唐傘』の主題歌)よりダークな感じになってると思う」と説明。なおタイトルは自ら考えた造語であり、「心にぐさぐさ入ってくる美しさが無双しているな、無敵だなと思う箇所がいくつもあり、“無双”という言葉をタイトルに入れたい…花無双だ!」との経緯で決めたという。
そして、完成したアニメMVを見たアイナ・ジ・エンドは「涙など身体から出てくる水の表現が多くて、それが美しく見える。それは人間が一生懸命生きてる証だからかもしれない。そういうシーンが今回アニメMVでも使われていて、ものすごく生々しいのに美しい。そして繊細な仕上がりだなと思って感動しました」とコメント。音響の良い映画館で観客が耳を痛めないよう、情念を込めながらもマイルドに歌うことを心掛けたという『花無双』を、じっくり味わいたい。
Story
モノノ怪〈唐傘〉との戦いからほどなくして、再び大奥に現れた薬売り(神谷浩史)。そこでは、新たな取締役となって厳格に振る舞う名家出身の大友ボタン(戸松遥)と、天子の寵愛を一身に受ける叩き上げの御中臈・フキ(日笠陽子)が対立していた。そして、天子の正室が産んだ赤子の後見人選びが進む中、ボタンの父・大友に忖度する男たちの謀略がフキに迫る。
時を同じくして、人体が突如燃え上がって消し炭と化す事件が続発。モノノ怪の仕業とにらんだ薬売りは、事態を収めるべく大奥の闇に足を踏み入れる──。
©ツインエンジン
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
記事提供元:キネマ旬報WEB
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