クリスマスにラビオリを料理していたら… スコッティ・シェフラーの復帰はいつ?
20日、ディフェンディングチャンピオンとして「アーノルド・パーマー招待」のメディアデーにて、ZOOM会見した世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)は復帰戦について「慎重に準備したい」と話した。
昨年12月、クリスマスディナーに自宅で“ホームメイド・ラビオリ”を作っていたシェフラーは、誤って右の手のひらを切る毛が負い、ガラスの破片が入ってしまったため、小さな手術を行った。
昨年ツアー7勝に加えパリ五輪で金メダル、12月にはタイガー・ウッズ(米国)が主催する「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」も制したシェフラーだが2025年開幕戦の「ザ・セントリー」(1月2~4日・ハワイ州カパルア)を欠場。当初予定していた先週の「ザ・アメリカンエキスプレス」(1月16~19日・カリフォルニア州)も見送った。
今季のシグネチャー・イベント第2戦となる「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」(1月30~2月2日・カリフォルニア州)での復帰とみられていたが、「とても元気だ。手術もうまく行ったし体調もすごくいい。スケジュールは今考えていて、ここ2、3日で来週出場するか決める予定だ」と記者たちに話した。
「例年の秋はゴルフから離れて休暇を取るが、多くの時間をジムで過ごしている。今回は手術後2週間ほど休んですべてがきちんと治っていることを確認した。そして手の状態がいいことを確認した。片手を使っていくつかの動きをすることはできた。いい休憩だった。家でリラックスできた」と明るい表情をみせた。
ただ復帰戦については未確定で、ゴルフの練習はまだパッティングとアプローチのみで、今週フルショットに移行するという。また自宅では昨年5月に生まれた長男、ベネット君のオムツを替える仕事からは解放されたと言い、「片手だと思った以上に何もできないんだ。左で歯を磨くのも難しかった」。
トレーナーがシェフラーのトレーニングを行う動画をXに投稿しているが、シェフラーは「僕は確実に元に戻りたいし、正しく回復を進めたい。復帰を待ち望んでいるのは確かだし、楽しみでもあるけれど急ぐつもりもないので、数日後に判断したい」と慎重な姿勢だった。(文・武川玲子=米国在住)
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