イメージソングにOKAMOTO'Sの新曲 北村匠海が闇堕ち公務員役 映画「悪い夏」
2025年3月20日に劇場公開される、第37回横溝正史ミステリ大賞で優秀賞を受賞した染井為人の同名ノワール・サスペンス小説の映画化作「悪い夏」のイメージソングを、OKAMOTO'Sが担当することが明らかになった。あわせて、イメージソング入りの予告編も公開された。
2025年にデビュー15周年を迎えるOKAMOTO'S。アルバムの収録曲として完成していた「Cheep Hero」が、映画のために書き下ろされたかのような楽曲だったことからコラボレーションが実現したという。楽曲を生み出したオカモトショウは、「映画を観てびっくりしました。あれ!?俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、”悪い夏”の世界観に俺たちのCheep Heroの歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです」と語っている。
あわせて公開されたイメージソング入り予告編は、「真面目な公務員はなぜ、闇に堕ちたのか」のナレーションと、闇堕ちした公務員・佐々木(北村匠海)の姿から始まる。佐々木は、シングルマザーの愛美(河合優実)と出会い、交際に発展するが、実は金本(窪田正孝)らが裏で糸を引くハニートラップだったことが描かれている。そして、OKAMOTO'Sのアップテンポな楽曲にあわせて”クズ”と”ワル”が切り取られ、嵐のなかで佐々木がもがき叫ぶ姿が映し出されて終わる。
「悪い夏」は、真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿を描いた作品。「ビリーバーズ」「女子高生に殺されたい」などの城定秀夫監督がメガホンをとり、「ある男」で日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した向井康介が脚本を担当する。
北村匠海が演じるのは主人公・佐々木役。真面目に生きるも気弱な性格ゆえに、犯罪に巻き込まれていく公務員を演じる。城定監督作品に初出演となる北村は「城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と出演を熱望していたことを明かし、「それが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました」と鑑賞後にあらためて実感。「優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします」とコメントを寄せている。
【作品情報】
悪い夏
2025年3月20日(木・祝)全国公開
配給:クロックワークス
©2025映画「悪い夏」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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