「蒲蒲線」が一歩前進 東急電鉄「新空港線」整備に向けて営業構想の認定を申請
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東急電鉄は17日、新空港線整備に向けて、国交省へ都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請しました。 この構想は東急多摩川線を矢口渡駅付近からJR・東急の蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅~京急蒲田駅付近に新設される連絡線(新空港線
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東急電鉄は17日、新空港線整備に向けて、国交省へ都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請しました。
この構想は東急多摩川線を矢口渡駅付近からJR・東急の蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅~京急蒲田駅付近に新設される連絡線(新空港線)を活用し、東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施しようとするもの。一部列車は多摩川駅から東横線に乗り入れる想定です。
[実施区域]
東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近まで
[事業内容]
鉄道の種類:普通鉄道
営業キロ:約0.8km(連絡線区間)
運行区間:渋谷方面~多摩川駅~蒲田駅~京急蒲田駅付近
[整備効果の例]
中目黒駅~京急蒲田駅付近 約36分 ⇒ 約23分 (約13分短縮)
自由が丘駅~京急蒲田駅付近 約37分 ⇒ 約15分 (約22分短縮)
連絡線(新空港線)は交通政策審議会第198号答申(2016年4月)において「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」の一つとして位置付けられています。完成すれば蒲田駅~京急蒲田駅間の約800mの分断が解消され、羽田空港へのアクセス利便性向上に寄与するほか、蒲田・京急蒲田地区の発展に資するものと目されています。
いわゆる「蒲蒲線」構想の第一期整備区間が実現に向けて一歩前進したかたちです。整備主体である「羽田エアポートライン」(大田区と東急電鉄が共同出資して設立した第三セクター)も、本日付で矢口渡駅・蒲田駅間~京急蒲田駅付近までの約1.7kmの連絡線と連絡施設の整備実施について、整備構想の認定を申請しています。
【画像】路線概要図
(※画像:東急電鉄)
記事提供元:鉄道チャンネル
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