タイガー・ウッズもロサンゼルスの山火事を心配 ジェネシス招待の開催は今も不透明
2月13日から行われるタイガー・ウッズ(米国)がホストを務める「ジェネシス招待」。ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズにあるリビエラCCが舞台となるが、先週7日から猛威を振るっているロサンゼルスの山火事の中心地に位置する。
14日、自身が発案したインドアゴルフの新リーグ「TGL」に出場したタイガーは試合後、ロサンゼルスと「ジェネシス招待」への心配と不安を口にしたが、開催の可能性や開催地変更の可能性については言及しなかった。「近いうちにミーティングを持つ予定」と話したが、「今は状況を正確に把握して、みなが安全かどうかを確認しているところ。トーナメントに集中しているわけではなく、家を失い、人生が一変し苦しんでいる人たちに何ができるかを考えている」とトーナメント開催は二の次であるとした。
タイガーが生まれ育ったのは南カリフォルニアで、ロサンゼルスから南へ30~45分のところで「友人2人がすべてを失った。ほんとうに大変なことだ」と話した。TGLのチームメイト、マックス・ホーマ(米国)もロサンゼルス出身。2021年の「ジェネシス招待」を制し、タイガーからトロフィーを授与された。「自然災害と言えどもあまりにもひどい状況。今回の火災は、本当によく知っている場所で起きた。信じられない光景だ」と話した。
PGAツアーは現在のところ、「ジェネシス招待」の開催の変更等は発表していないが、先週、選手や関係者には「開催の変更については時期尚早」とし、「状況を注視する」とのメモを送付している。リビエラCCは直接の火事からは免れたが、周辺の住宅地は未だ避難命令が出されている。1月15日現在、リビエラCCで開催されるジェネシス招待の観戦チケットの販売は継続されている。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。