LIVゴルフが新CEOを発表 スコット・オニール氏が就任
15日、LIVゴルフは新CEOにスコット・オニール氏が就任したことを発表。2022年の新リーグ開幕以前の21年10月からCEO、及びコミッショナーを務めてきた元世界ランキング1位で殿堂入りも果たしたグレッグ・ノーマン(オーストラリア)は退任する。
ノーマンは少なくとも今年8月まではLIVゴルフとの契約があり、今後もLIVゴルフ内で違った立場から支援するという。昨年10月からオニール氏が次期CEOと報じられていた。同氏は2013年からNBAのフィラデルフィア・76ersのCEOを務め、その後ハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント、NBAフランチャイズとNHLのニュージャージー・デビルズのCEOを務めた。直近ではロンドンを拠点とするする世界最大級の遊園地・リゾート運営会社のマーリン・エンターテイメンツ社のCEOだったが、2024年12月末で退任した。
「世界的なスポーツリーグを率いることは私の夢だった。私の戦略的ビジョン、成長計画、そしてこのリーグへの情熱を信じてくれたLIVゴルフの取締役会のメンバーとヤシル・アル・ルマイヤン会長に大変感謝している」とオニール氏は声明を発表。「LIVゴルフは世界初のグローバル・ゴルフリーグであり、世界中で最高のチームと選手が競い合い、最高レベルのスポーツエンターテインメントだ」と付け加えた。
ノーマンは「オニール氏はLIVゴルフのユニークで力あるエンターテインメントを理解している経験豊かなプロフェッショナル。彼によってリーグはさらに良い方向へと進んでいる」とコメントした。オニール氏はノーマンからCEOを引き継ぐことに「何も問題はなく、支援してくれた」と、ここ数週間はほぼ毎日のように連絡をとっていたという。
LIVゴルフを全面支援するサウジアラビアの政府系ファウンドのPIFとPGAツアーは2023年6月に統合の骨組みを電撃発表。しかし1年半を過ぎた現在も未だ合意には至っていない。オニール氏はPGAツアーのジェイ・モナハン会長にテキストメッセージで「今後一緒に新たな未来について話し合うことを楽しみにしている」と伝えたと報じられた。(文・武川玲子=米国在住)
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