LIVのジョン・ラームがドバイから始動 ライダーカップ出場に向け「控訴が解決しないことを望む」
<ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック 事前情報◇14日◇エミレーツGC(アラブ首長国連邦)◇7439ヤード・パー72>
DPワールド(欧州)ツアーは、UAE・ドバイで賞金総額900万ドル(約13億円)のビッグトーナメントが行われる。LIVゴルフを主戦場にし、過去にドバイで行われるツアー最終戦「DPワールド ツアー選手権」で3勝を挙げているジョン・ラーム(スペイン)は、この試合から2025年をスタートさせる。「この素晴らしいイベントに参加することができて、とてもうれしく思っている。私が好きなドバイでいいプレーを続けて、勝ちたい」と、意気込む。
この大会は初出場になる30歳。練習ラウンドを行いコースチェックを行った。「このコースはテレビで何度も見てきた。素晴らしいゴルフコースだよ。初めての大会でもベストを尽くそうと努力することは、他の週とあまりは変わらない」。
欧州ツアーは前週に欧州大陸と英国&アイルランドによる対抗戦「チームカップ」が2年ぶりに行われた。この試合は9月の米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」(米ニューヨーク州ベスページブラック)に向けての“強化試合”とも言える大会だった。その感想を聞かれたラームは、「自分の練習中ということもあり試合のハイライトを主に観戦したよ。まだライダーカップに出場する機会がない若い選手たちが、少しでも経験を積むことができてを嬉しい。ロッカールームの様子やその他多くのことを感じることは非常に有益だと思う」。
自身もLIVゴルフに所属をしながら、ライダーカップに出場を熱望する1人だ。この対抗戦に出場するためには、ツアーメンバーに復帰し、罰金を支払って出場停止処分を解除される必要がある。しかし、昨年9月に「罰金は支払わない。制裁は不服」としてツアーを控訴。そのため出場停止は“一時解除”され、欧州ツアーに出場ができている。
「ライダーカップの前に控訴が解決しないことを望んでいる。それは誰にとっても良いことではない。将来、何が起こるかは分からないが、僕の計画はベスページブラックでチームに参加すること」。罰金を払わず、LIVに所属しながらライダーカップに出場。ラームの“青写真”は明確だ。
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