オール阪神・巨人が50周年イヤーにコンビ初の映画出演 鈴木亮平
2025年4月25日より劇場公開される、鈴木亮平と有村架純が兄妹役で初共演する映画「花まんま」に、オール阪神・巨人が出演することが発表された。コンビでの映画出演は本作が初となる。
オール阪神が演じるのは、兄妹の幼なじみである三好駒子(ファーストサマーウイカ)の父で、お好み焼き屋「みよし」の大将・三好貞夫。一方のオール巨人が演じるのは、俊樹(鈴木亮平)が働く山田製作所の山田社長。両親を早くに亡くした兄妹にとって親代わりのような存在で、2人を優しく見守る重要な役どころとなっている。
上方漫才界を牽引する正統派漫才コンビであるオール阪神・巨人。漫才業界の中でも最も古い歴史を持つ「上方漫才大賞」を史上最多の4度も受賞し、2019年には紫綬褒章を受章するなど名実ともにトップ漫才師である2人にとって、2025年はコンビ結成50周年を迎えるメモリアルイヤーとなる。
オール阪神・巨人のコメントも公開された。コメントは以下の通り
【オール阪神・巨人 コメント】
●映画『花まんま』を観賞して感じたこと
▼オール阪神
現場では自分のセリフを覚えるのが精一杯だったので、実は台本をざっとしか読んでいなかったので、ああ、こんな映画やったんやという新鮮な気持ちでしたね。始まって早々は、もしかしてコワい映画なん?と思うような仕掛けなんですけども、そうではなくて、ものすごく“幸せを呼ぶ”ような作品に仕上がっていて、それを見届けるために最後まで気の抜けない作品でもあるなと感じましたね。
▼オール巨人
阪神くんと僕の演技はもちろん気になりましたけど、それはご覧いただいてのお楽しみということで(笑)
僕は映画の中盤から後半にかけてなぜかずーっと泣いてまして、涙がずーっと、するすると出てきたんですよね。その涙というのがいろんな涙でして、嬉しかったり、悲しかったり、寂しかったり…。自分の娘が結婚した時のことなんかも思い出したりして、不思議な感覚でした。こんな素敵な作品の一員にさせていただいて恐れ多いですが、本当にありがたいなと思っております。
●コンビ結成50周年を迎えるメモリアルイヤーに映画俳優として出演した映画『花まんま』は自身にとってどんな作品になったか
▼オール阪神
ほんまに記念に残る、ご褒美のような体験でした。皆さんのお邪魔をしてなかったかなというのが一番心配ですが。50周年ということもあって出させていただいて、監督さんも気を遣っていただいたのか、もう好きにしてくださいみたいな感じやったんで、緊張しいの僕からしたらありがたい環境ではありましたね(笑) 鈴木さん・有村さんと共演したんやぞと、自慢できる作品になりました!
▼オール巨人
コンビ結成50周年になるわけで、いろんなところで「五十年、五十年」と言わなあかんことになると思うんですが、もう言うこともね、あんまりなかったもんでね。「五十年、長いことやってました」ぐらいしか言われんかったけど、この作品で俳優もやらせてもらいましたと言えるのは非常にありがたいですね。映画ですからね。クランクアップの時にも言わせてもらったんですけど、ほんま俳優っていいなとずっと思ってて、節目の年にこういう経験をさせていただいて改めて良かったなと思いますね。
●現場での前田哲監督の演出について
▼オール阪神
僕は映画の監督とかは詳しく知らんので、結構厳しい監督なんか、それとも映像重視でものすごい時間をかける監督なんか全くわからなかったんですよね。分かってるのは大阪出身の監督やと。それはありがたかったですね。でも監督が普通ならもうちょっと言うけどもうええかっていう妥協はなかったのかなと、良かれと思ってしたところもそんなんいらないですって言いたかったんじゃないかと心配でなりません。
▼オール巨人
監督が僕らを使うと決めた時、それはもう覚悟で使ってもらわなね。うまいわけがない、お笑いやし(笑) でも本当に、作り方っていうのは大事だなと思いましたね。俊樹さんと山田社長の絡みで、台本にはないセリフの場面を作ってもらったんですよ。監督からは、「俊樹いつもようやってくれてるな」って顔をしてくれと言われて、難しいなと思いながらやった記憶があります。完成したそのシーンを見て、あれがあったから俊樹さんと社長の信頼関係が見えたんやなと感じましたね。僕がちゃんと表現できたかどうか分かりませんが(笑)
●映画公開を楽しみにしているお客様へのメッセージ
▼オール阪神
良い意味で、とても見やすい映画だと思います。物語にすっと入っていけて、難しくもないし。すっと、もうゆったりと見ていただける映画でたいへん素晴らしいと思います。
▼オール巨人
僕は逆にちょっと難しいと思いましたね。これ、分かってくれるかな?って。だから皆さん、最初は集中して、話を頭の中で整理して見ていただきたい。ほな途中、嬉しい感情、悲しい感情、悔しい感情、いっぱい、いろーんな感情が出る。それが出てくる映画です。涙は一個やけども、ほんまにいろんな涙が出ました。皆さんもきっといろんな涙を流されると思います。
【作品情報】
花まんま
2025年4月25日(金)全国公開
配給:東映
©2025「花まんま」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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