「500円ちょうだい」やさしかった父から衝撃のひと言⇒実家に帰るのが怖くなり…≪金銭トラブル≫
「金の切れ目が縁の切れ目」――どんなに親しい間柄でも、お金がきっかけで疎遠になってしまうことはよくあります。ママテナでは独自のアンケート調査を実施し、実際にあった「金銭トラブル」について話を聞きました。※全国にお住まいの20代~60代の男女、インターネット調査
■奨学金がケンカの原因に!?
最初のお話は、「奨学金」をめぐるトラブル。夫婦間で考え方の違いがあり、両親を巻き込む事態にまで発展したのだとか。
「私たちは授かり婚でしたが、元々お互いに結婚を望んでいたので円満な生活を送っていました。しかし、家計の話になった時、夫と揉めました。
結婚する前も、したあとも、お互いの通帳などを細かく見ることはありませんでした。私は毎月奨学金を返済していたのですが、それを夫に話していなかったことで、ケンカになったのです。
『奨学金といっても、借金は借金。なぜ初めに言わなかったのか』と怒り、うちの親を巻き込むまでに発展してしまいました。当時の私は育児中で働くことができませんでしたが、奨学金はもちろん自分の通帳から、自分のお金で引き落としていたにもかかわらず、です。
私は大学まで行きましたが、兄弟も多かったため、家庭の事情で奨学金を使わなければ通えませんでした。高校を卒業したらすぐに働いて家にお金を入れられたらもっと楽だったはずですが、そんな状況でも大学まで通わせてくれた両親に感謝しています。一方、夫は中卒。学業に対する考え方もまったく違い、奨学金は借金だから絶対にしない方が良いという考えだったのだと思います。
納得したかどうかは別として、いったん怒りは収まり、その後も今まで通りに自分の口座から返済を続けています」(30代・女性)
奨学金を借りることが悪いとは言いませんが、返済に関しては苦労話もよく聞きますよね。たしかに「最初に言え」という夫の気持ちもわからなくはないけれど、払っているのは自分の貯金から。両方の言い分がわかるから、複雑な気持ちになります……。
■借金の肩代わりをきっかけに父が変わった!?
父が背負った借金をようやく返したと思ったら、今度はその父からお金をせびられるように……。
「私は結婚を機に実家を離れ、夫と暮らしています。私が結婚する前に、実の父が知人の借金の肩代わりをすることになり、多額の借金を背負ってしまいました。高齢ということもあり返済能力は低く、実家を売却することに。今までずっと過ごしてきた実家がなくなると知った時はとても悲しくてつらかったです。
そのあと、どんな経緯かはわかりませんが、両親が中古の住宅を購入。実家を手放すことで借金はなくなり、新たに中古住宅で両親が暮らすようになって安心しました。
しかし、少し前に実家に戻った時、母や夫がいないのを見計らって父が私のそばにやってきて、『煙草を買うから500円ちょうだい』と言ってきたのです。借金がきっかけでお金はすべて母が管理するようになり、お小遣いが足りず、私にお金をせびってきたようです。私は父にお金をせびられたという事実に大きくショックを受けてしまいました。
そのあとも、しきりに私の住所や電話番号を聞こうとしていて、自分の実家に帰ることが怖くなってしまいました。結局500円は渡してしまいましたが、今後は二度とお金をあげないようにしようと誓いました」(40代・女性)
この話ぶりだと、借金を背負う前まではきっとやさしいお父さんだったのでしょうね。お母さんや旦那さんがいない隙を狙ってくるあたり、何かやましいことがあるのではないかと勘繰ってしまいます。
(文・イラスト:ママテナ編集部)
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
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