情報リテラシーをカードゲームで学べる「リテらっこ」 体験講座の参加募集をスタート、先着5団体!
インターネットで買い物や行政手続きなどもできるデジタル社会において、情報リテラシーはあらゆる世代にとって欠かせない。特に小学校から高校では国のGIGAスクール構想で1人1台のデジタル端末で学ぶ環境整備が進み、情報リテラシーの習得がますます重要視されている。そのような中、情報セキュリティー事業のラック(東京)は、情報リテラシーを学べるカードゲーム「リテらっこ」を独自開発。それを活用した小中学生向けの体験講座の参加募集をこのほどスタートした。
ラックのICT利用環境啓発支援室は、年間200件を超える情報モラル・リテラシー講座を無償で実施。生徒や児童の情報リテラシーに関しては、昨年度からゲームの要素や手法を応用するゲーミフィケーションを取り入れた講座を試行してきた。小学生から大人までが遊びながら情報リテラシーを学べる「リテらっこ」は、広島大学大学院の匹田篤准教授(情報教育・メディア論)、成城大学の町村泰貴教授(民事手続法・サイバー法)、北陸学院大学の村井万寿夫教授(教育メディア学)の3人が監修。おおむね10歳から遊べるように作られている。
ゲームを構成する役割は、進行役のゲームマスター1人、プレーヤー3~6人。インターネットの利用で起こりうるトラブルや困りごと(インシデント)が記載されている「インシデントカード」(76枚)、インシデントに対処するアクションが記載されている「アクションカード」(100枚)、発生したインシデントに良いアクションであると評価された時にもらえる「らっコイン」(20枚)を通して遊ぶ。インターネット利用時のトラブルが身近な問題として理解でき、万が一自分や家族・友人が巻き込まれた際の対応方法を学べる。また、ゲーム中の話し合いを通じて説明力や理解力を身につける効果、自らリスクに気づいて安全に行動する力を養うことも期待できる。
「リテらっこ」体験講座の募集は、2025年3月31日まで、先着5団体。対象は、日本国内の小中学校の小学4年生以上。実施時間は45分~100分で、実施人数の上限は35人。出張費用なども含めて無料。研究活動の一環として、講座の様子を写真や動画で記録したり、アンケートを実施したりする場合がある。応募は、「学校名、団体名」「学校、団体所在地住所」「申込者氏名」「体験希望学年」「人数」「実施場所」「実施希望日(第3希望まで)」を、株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室のメールアドレスcgj-litelacco@lac.co.jpに送る。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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