北陸新幹線「敦賀~金沢間」に自動運転導入へ!2029年度開始目指す
JR西日本は18日、北陸新幹線「敦賀~金沢間」で2029年度に自動運転(GOA2※)の開始を目指すと発表しました。
北陸新幹線は北陸の主要都市を経由して東京から京都・大阪へ至る路線。JR東日本・JR西日本が共同で運行しており、2024年3月に金沢~敦賀間が開業しました。2024年12月現在は、敦賀以西への延伸に向けた議論が行われています。
JR西日本はJR東日本と共同で自動運転の実現に向けたシステム開発や技術検討を進めており、同社の中期経営計画に掲げられた「ハード・ソフト両面の改良による輸送品質・生産性向上」に向けた取り組みの一つとして自動運転技術の導入を検討しています。
一方のJR東日本は今年9月、「新幹線にドライバレス運転を導入する」と発表しており、2028年度に上越新幹線(北陸新幹線と同じ車両を使用)の長岡~新潟新幹線車両センター間(GOA2)、2029年度に新潟~新潟車両センター間(GOA4)の導入を目指すことを明らかにしています。将来的には東北新幹線や北陸新幹線でも自動運転の導入を目指し検討を進めるとしています。
【参考】JR東日本、世界初の新幹線におけるドライバレス運転導入へ向けて工事に着手 まずは2028年度に上越新幹線の一部区間で導入を目指す
https://tetsudo-ch.com/12976708.html
※「GOA2」は乗務した運転士がボタンを押せば列車が出発する半自動運転。列車は演算しながら走行し、定められた時刻に途中駅の通過、到着駅への自動停止などを行います。自動運転を導入することで、運転士の業務量削減や駅発着時のホーム上の安全確認への更なる注力が可能になり安全性の向上が見込めるほか、安定して電力消費量の少ない運転が可能となることで消費電力の削減も見込めます。
記事提供元:鉄道チャンネル
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