来年6月で解散宣言のスクワッド、解散回避の条件を発表 メンバー間の温度差に涙する場面も
12月2日、「スクワッド」(登録者数78万人)がチャンネルを更新。来年6月に“条件付き”で解散すると宣言していたスクワッドは、今回の動画で解散を回避するための条件を明らかにしました。
スクワッド、解散宣言の背景
動画の冒頭では、解散という決断に至った背景についてマネージャーのサイクロンから説明がなされます。
解散の1つの要因として「バスケあるある」の投稿を辞めて以降、チャンネルが伸び悩んだことが挙げられました。
スクワッドは2021年から投稿を始めた「バスケあるある」のショート動画がバズり、2022年には、同年中に公開された動画の総再生回数ランキングで日本9位となる快挙を達成しています。しかし、2023年からは検証やドッキリ系など別のジャンルに移行。バスケあるあるを辞めた理由は、ネタが尽きてきたことによって動画の質が低下し、再生回数も低迷してしまったことが原因だといいます。
「バスケあるある」がバズった2021年12月にはショート動画が1カ月で1.2億回再生を記録しましたが、今年10月のショート再生回数は800万ほどで、全盛期の15分の1まで数字が落ちているといいます。
YouTube Shortsで収益化が始まったのは、2023年2月。スクワッド全盛期の2021年12月時点では、まだ収益化は始まっていませんでした。
月別のYouTube収益は2023年3月の約340万円をピークとして、今年10月はその3分の1ほどにまで落ち込んでいるとのこと。
今年4月、スクワッドは担当マネージャーの上司である大道氏からお金を借り入れ、毎月20万円ずつ返済していくと宣言していました。
また、同月には崖っぷちの状況を打開するため、“メンバー脱退”をかけた人気投票企画を実施。月に1回ファンによる人気投票をおこない、下位2人が1カ月間メインチャンネルの動画に出演できなくなるという攻めた企画内容でしたが、視聴者から賛否両論を呼び、期待した成果は得られなかったようです。
この半年間は本気でやる
人気投票を終えてこの先どうするかを話し合う会議をしているとき、「やじ」が解散の話を持ち出したそうです。やじは、
多分言ってると思うけど、さっちゃんに金を借りてるんですよね、でここの数カ月マジでなんで生きてけたかっていうのがわかんないくらい、毎月50万ずつくらいずっと赤字を出してやってたんすよ。毎月活動するだけでマイナス50万みたいな。だからもう限界っていうのもあってっていう感じすね
と、厳しい金銭事情を打ち明けます。やじの他にも、本音では活動の継続を不安視するメンバーが多く、半年後の解散予告に至ったのだそうです。
マネージャーのサイクロンは、
僕が伝えたいのは、この半年間本気でやる、で、もちろん解散したくないじゃないですか。僕もしてほしくないし、解散しないために「解散」っていう言葉を掲げた
と話しており、あくまでグループが必死になって活動を続けていくための「解散」宣言であることを強調しました。
解散時期については半年派と1年派で意見が分かれたのだそう。やじの経済状況を心配して半年派についたかぱは、他のメンバーとの軋轢について明かします。
件の人気投票企画には反対しつつも、他のメンバーの「やりたい」という声に折れたというかぱ。しかし、”脱退”したメンバーもちゃんと活動するという約束だったのにもかかわらず、実際には1カ月何もしないメンバーがいたと明かし「約束したのと違うなと思って、じゃあ俺はどうすればいいんだと思って」と、涙をこらえながら振り返りました。
投稿時間を守れないといったメンバーの怠慢に「結構きてる」と話しつつ、あと半年だけは一生懸命頑張ろうという気になったとのことです。
目標は、5月末までに長尺再生数が月間500万回
サイクロンは、収益を上げるためには長尺動画の再生数を向上させることが必須であると述べ、スクワッドが解散しないための条件に、5月末までに長尺再生数が月間500万回を達成することを掲げました。
今年10月の長尺の再生数は約150万であり、目標達成には現状の3倍以上の再生数が必要だと説明しますが、「届かない数字ではない」と鼓舞しています。
今後はスクワッドのリアルな面を押し出し、「意地もプライドも捨てて数字を獲りに行く」という方針で活動していくそうです。12月から毎日投稿を復活させ、中旬にはコラボウィークを開催するなどして積極的に新規を取り込んでいくねらいです。
この動画のコメント欄では、
かぱが言ってるのけんごのことやん どう思ってるかでも他力本願な感じとか
責めるわけでもないけど、意識低い人が1人でもいると少数組織として終わっちゃうよな
かぱの涙がほんとに辛い。リーダーとして世間からの矢面に立って大変なこといっぱいあるだろうしメンバーまとめようと頑張ってもなかなか上手くいかなかったりしてその中でも視聴者に笑顔を届けようと思ってるの伝わってくる
この期に及んで、2か月前の売り上げを全く把握してない人や「応援お願いします」ってみんなが頭下げてる中で一人ぼーっとしてたり、薄っぺらいことしか言えず何も考えてないように見られてしまう言動をとったりと、チーム内の覚悟の差がまじまじと見えてしまった。。。
といった反応が寄せられていました。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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