コラム【本州湾岸を反時計に一周】011 盛駅から三陸鉄道リアス線⑨ 2024年8月25日
※2019年4月撮影
トップ画像、陸中山田駅を出るとほどなく山田トンネル(34)80mに入ります。
関口川を渡って関口トンネル(35)67m。
※2019年4月撮影
祭の神トンネル(36)205m。地図を見ると祭ノ神(さいのかみ)という名の峠の下を通っています。
※2019年4月撮影
祭ノ神という名前から、ふとトンネル工事の際に坑口に飾られる山の神(多くの場合 女性神)への敬虔を示す化粧木を想像してしまいました。工事が終わると撤去されるので工事関係者以外は目にする機会がありません。筆者も見たことはありません。
11.1kmとリアス線の中で最も長い駅間で豊間根駅。海からはかなり離れた深い山の中です。新田老駅ができるまでは、ひとつ手前の陸中山田駅と織笠駅間の1.2kmが最も短い駅間でした。現在は、田老駅〜新田老駅間の0.5kmが最短です。
※2024年8月25日撮影
かつては相対式ホームの駅でした。左の草の盛り上がっている部分にホームがありました。
※2024年8月25日撮影
駅名標、夏草でよく見えません。
※2024年8月25日撮影
2019年4月に写した写真です。早春ですが雪が残っています。愛称は「まつたけの里」周辺の山でまつたけが採れるからだそうです。羨ましいです。
※2019年4月撮影
震災前の2010年12月に宮古から盛駅にむかっていた時に写した豊間根駅、線路は撤去されていましたが、今は無い相対式ホームと駅名標がありました。隣は津軽石駅でした。
※2010年12月撮影
豊間根駅から磯鶏駅までの間にはトンネルはありません。
4.1kmで払川駅です。
※2024年8月25日撮影
2019年3月の三陸鉄道リアス線開通に合わせて新しく設けられた駅です。
※2024年8月25日撮影
駅名標。愛称は「新たな希望」。震災後に新たな住宅が数多く建てられたことから新駅が設置されました。
※2024年8月25日撮影
2.1kmで津軽石駅です。
※2024年8月25日撮影
県道41号線がリアス線を跨いでいます。相対式ホーム2面2線に側線もある様です。列車交換します。
※2024年8月25日撮影
盛行は2両編成です。津波に襲われましたが国鉄時代の木造駅舎が使われています。
※2024年8月25日撮影 キャラクターが描かれたラッピング列車なので消しています
駅名標。愛称は「鮭の町」宮古湾最奥部に注ぐ清流津軽石川に多くの鮭が遡上するのです。毎年12月に開かれる宮古鮭まつり会場の最寄り駅でした。現在会場は、宮古市魚市場です。
※2024年8月25日撮影
5.4kmで八木沢・宮古短大駅です。
※2024年8月25日撮影
この駅もリアス線開通に合わせて2019年3月に新しく設けられた駅です。その名の通り、岩手県立宮古短期大学部があります。
※2024年8月25日撮影
駅名標。愛称は「八木沢川のせせらぎ」。駅周辺は東日本大震災の被害が少なく住民も増えています。
※2024年8月25日撮影
駅周辺案内。2019年4月に来た時は準備中でした。
※2024年8月25日撮影
山の風景を抜けて住宅街の中を1.8kmで磯鶏駅です。
※2024年8月25日撮影
単式ホームのシンプルな駅ですが、線路の左に蒸気機関車が見えます。「SL公園」に9600型機関車(9625)が保存されています。
※2024年8月25日撮影
駅名標と駅周辺案内。愛称は「松原の想い出」。磯鶏(そけい)というユニークな地名が印象的です。
※2024年8月25日撮影
次は、この列車の終点、宮古駅です。
(文・写真) 住田至朗
※三陸鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
記事提供元:鉄道チャンネル
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