「例年よりオフが長く…」 畑岡奈紗は“悔しい”2024年シーズン
<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇24日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>
初日に首位と3打差の5位発進を決めた畑岡奈紗。過去2回2位に入っている好相性大会だったが、2日目から連日の「75」で失速。最終日は3バーディ・3ボギーの「72」と伸ばせず、トータル1オーバー・55位タイで今季最終戦を終えた。
「チャンスは3日目より多かったけれど、パッティングで一筋がなかなか決まってくれなかった。そのあたりを決め切れていればなと思う」。笹生優花と同組で10番からティオフし、14番パー5で3メートルを決めてバーディ。さらに1つ伸ばして折り返したが、後半に3ボギーとスコアを落とした。
最終戦に入ったときのCMEランキングは30位。ルーキーイヤーだった2017年以降としては、キャリアワーストの数字だった。2022年4月「DIOインプラント・LAオープン」以来のツアー7勝目を目指していたが、惜しくもかなわず。キャップにつく『ヒルトン・グランド・バケーションズ』が冠を務める、直近2年間のツアー優勝者のみが出場できる開幕戦の来季出場権を得ることはできなかった。18年「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で初優勝を挙げてから、初めて出場資格を失った。
「今年はなかなか思うようにいかないことが多くて、悔しいシーズンだった。来年以降、もっといい成績が残せるように、あしたからのオフを頑張りたい。例年よりオフが長くなってしまったけど、それをいいように捉えて、しっかり準備していきたい」
苦しい時間を長く過ごしたが、スポット参戦した10月の日本ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」では2位に入るなど、日米を合わせて秋口から調子は上がってきている。「終盤で調子を上げられたのは良かったし、ショットとパットがかみ合えば優勝というところも近いと思う。精神的にもっと強くなって、競り合ったときにしっかり勝っていけるようになりたい」。悔しさを胸にしまい、しっかりと前を向いた。(文・笠井あかり)
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