自宅に眠る『埋蔵スマホ』半数以上が所有、買取意欲は高いが“データ消去”や“手間”が障壁に【Back Market調べ】
機種変更や乗り換えで使わなくなったスマホ。下取りに出す人やリサイクルに出す人もいれば、自宅に保管したままにしている、いわゆる「埋蔵スマホ」を持っている人も多いのではないだろうか。電子機器専門マーケットプレイスを運営するBack Marketの調査によると、2人に1人以上は埋蔵スマホを所有していることが判明した。詳しい調査内容をみてみよう。
データ消去や個人情報の流出などを懸念し、約6割が「埋蔵スマホ」を所有
アンケートは2024年10月18日~10月20日、20歳から69歳の男女1,000人を対象に、インターネット調査で実施された。まず、「いらなくなったスマホを自宅で所有しているか」について尋ねたところ、「持っている」と回答した人が59.8%、「持っていない」が36.4%、「わからない、考えていない」が3.8%だった。約6割の人が自宅に埋蔵スマホを所有していることが判明した。
「埋蔵スマホを所有し続けている理由」(複数回答可)として最も多かったのは、「データ消去に懸念があるから」で31.3%、次いで「個人情報の流出が心配だから」が29.3%と、約3割はデータや個人情報がネックとなり、自宅でスマホを所有し続けている。他にも「お店に行くのが面倒」(21.4%)や「売却のタイミングがわからない」(19.1%)といった声から、買取に出す手間や手放すタイミングがわからず、埋蔵スマホを生み出している現状が明らかになった。
半数以上が「埋蔵スマホ」を所有するも、3人に2人は買取を希望
半数以上が埋蔵スマホを所有している中、「いらなくなったスマホの買取を検討しているか」について質問したところ、買取を「検討したい」と答えた人は73.6%だった。さらに希望買取価格でみると、最も多かったのは「5千円以上~2万円未満」(30.7%)、次いで「2万以上~4万未満」(14.4%)、「~5千円未満」(9.1%)と続いた。7割以上が買取の意向を示し、また約半数が4万円未満の買取価格でも売ってもよいと考えていることが明らかになった。
少額でもスマホの買取希望を望む人が多かった背景には、スマホの高性能化や円安などにより、端末の価格が一気に上昇したこともあるのかもしれない。新しい端末を購入するために、スマホの売却により得たお金を費用の足しにしたいと考えている人も、中にはいるだろう。
中古スマホは状態がよいものや新しいもの、また人気の機種ほど買取価格が高い。少しでも高い買取価格を希望するなら、データの消去やバックアップを行ったうえで、早めに売却したほうがいいだろう。自宅近郊の買取ショップを調べたり、キャンペーンをチェックしたりしてみることをおすすめする。ちなみに、データ消去や個人情報の流出が心配な人はこちらの記事を参考にしてほしい。
出典元:【Back Market Japan株式会社】
※サムネイル画像は(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。