FBIが開発した?!刑事ドラマによく出てくる 「プロファイリング」とはどんなもの?【図解 犯罪心理学】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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刑事ドラマに出てくる「プロファイリング」とはどんなもの?【図解 犯罪心理学】
現場の状況から犯人の属性を推測する
プロファイリングは、犯行現場の状況や現場での犯人の行動から、犯人の年齢、職業、精神疾患の有無など、その属性を推定していく技術です。
その歴史は1888年にロンドンで起こった「切り裂きジャック」事件に関し、トマス・ボンド医師が犯人像を推測したのが最初とされています。その後も、プロファイリング的な犯人の推定は行われましたが、より本格的になったのは1970年代にFBIが連続殺人事件の捜査のために開発した手法によってです。
FBIは、プロファイリング技術を開発するにあたり、刑務所に入っていた連続殺人犯と性的殺人犯36人のデータを分析しました。それによって、犯人のタイプが大きく2つに分類されることがわかりました。それが、秩序型と無秩序型です。
この分類では、犯行の形態や現場の状況だけでなく、犯人の属性もわかりました。秩序型の犯人は知的水準が高く、職に就いており、配偶者のいる人が多かったのです。一方、無秩序型の犯人は、知的水準が低く、無職でひとり暮らしなどの特徴がありました。
連続殺人事件から始まったプロファイリング技術は、現在、性犯罪、放火、テロリズムなど、さまざまな犯罪の捜査に応用されています。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 犯罪心理学』
記事提供元:ラブすぽ
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