42.8%→92.8%に手応え 西郷真央は4差5位で週末へ「きのうの反省を生かした」
<Danaオープン 2日目◇19日◇ハイランド・メドウズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
米初優勝へ、西郷真央が快調にプレーを続けている。首位と4打差の15位で迎えた第2ラウンドは4バーディでボギーなしの「67」。トップとの4差は変わらないが、順位は5位タイまでジャンプアップした。
ラウンド後に応じた大会を中継するWOWOWのインタビューで、「きのうはティショットがあまりよくなく、アイアンショットもそこまでというなかでスコアをまとめることができた。きょうは比較的打ちたいところに打てたと思う」と話したように、キレのあるショットが印象的な一日だった。
前半12番パー4ではセカンドをピン右2.5メートルにつけバーディが先行。15番パー4も4メートルほどにつけると、この後のパットをねじ込んだ。後半に入っても2番で3メートルを決めスコアを伸ばす。4番パー4ではベタピンショットを繰り出し、この日4つ目のバーディを奪った。
前日は42.8%(6/14)だったフェアウェイキープ率も、この日は92.8%(13/14)までアップ。それにともないパーオン率も61.1%(11/18)から77.7%(14/18)に上がっている。「バーディチャンスでもったいないパットが多かった」。“もう少し”という気持ちもあるが、パット数も28と数値的には決して悪くない。
6月のメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」では、今季最高位の7位に入るなど、トップ10はここまで3度。これで6試合連続決勝進出と、徐々に米国にフィットしている様子もうかがえる。「パー5でしっかりスコアを伸ばしたかったけど取りこぼしてしまった。そこはクリアできなかったけど、きのうの反省点を生かしてティショットに安定が戻ったのはよかった」。3つあるパー5でのバーディはゼロだったが、それはそのまま“伸びしろ”になる。何よりも週末へ向けてプレー面で手応えを得られたのは大きい。
「トップが伸ばしているのも分かっていたし、自分ももう少し伸ばしたかった」という思いもあるが、残り2日間での4打差は十分に逆転圏内だ。「パットのスタッツもよくなっていっていると思うので、これを続けられるように。自信を持ってストロークできるよう残り2日も頑張りたい」。今季3人目の日本勢優勝を目指し、まずは土曜日のプレーに集中する。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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