路上でハロウィンの小道具らしきものを拾った男性、実は人間の頭部だった(英)
スコットランドでハロウィン後の週末に撮影された動画が、多くの人に衝撃を与えた。動画には、男性が路上で何かを拾い上げると、すぐにそれを路上に戻す様子が映っていた。男性はそれをハロウィンの小道具だと思い込んでいたが、交通事故で切断された人間の頭部であることが判明した。英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが報じた。
スコットランド、エディンバラのカウゲート地区で現地時間2日午後7時半頃、74歳の男性がバスにはねられて死亡する事故が発生した。当時はハロウィンの後の週末であり、多くの人がハロウィンイベントに参加していた。
その後、事故現場付近で撮影された動画がSNSに投稿され、それが多くの人々に恐怖を与える結果となった。動画には、ハロウィンを祝うグループにいた男性が、路上に落ちているマスクのようなものを拾い上げる様子が撮影されていた。しかし男性は、手に取ったものを慌てて路上に戻した。
この男性は、ハロウィンの小道具と思い手に取ったが、実はバス事故で切断された74歳の男性の頭部だった。地域指揮官のトリシャ・クラーク主任警部補(Trisha Clark)は、SNSで拡散されている男性の頭部の動画や写真について、「遺族らに大きな精神的苦痛を与えている」と述べた。そして、これ以上の拡散を防ぐため、見つけた場合は各ソーシャルメディアプラットフォームに報告するよう呼びかけている。
事故について、当時現場にいたダンフリース出身のケイティ・マクラフリンさん(Katie McLaughlin、31)は、地元のニュースメディア『Edinburgh Live』に次のように語っている。
「あの時、飲んでいたバーから帰ろうとしたら、店員に制止されました。『外には警察官がいる。切断された頭部が見つかったようだ』と言われました。ハロウィンの週末だったので、冗談かと思い笑ってしまいましたが、彼らは『いや本当なんだ』と念を押しました。」
その後、ケイティさんは友人らとバーの裏口を案内されて店を出たところ、外に3台の警察車両と5人の警察官がいて、付近一帯が封鎖されている状態だった。また、ケイティさんがいたバーも店を閉めるよう警察に命じられた。当時は多くのバーやナイトクラブでハロウィンをテーマにしたイベントが開催される予定だったが、交通事故の影響で一時閉鎖を余儀なくされた。
今回の事故について、地元警察は声明で「エディンバラの警察官は、カウゲート地区で発生した重大な交通事故の捜査に対応中です」と述べている。
画像は『Metro.co.uk 「Witnesses ‘thought man’s head was Halloween prop after he was decapitated by bus’」(Picture: Duncan McGlynn)』『MustShareNews 「Partygoer picks up man’s severed head on UK street, thought it was Halloween prop」(Source: X)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
記事提供元:テックインサイト
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