“昭和の刑事”に憧れる警官を好演中!前田拳太郎にとってのバディは?:D&D ~医者と刑事の捜査線~
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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D&D~ 医者と刑事の捜査線~」(毎週金曜夜9時)。病院再建を期待された医者・紙子良(藤木直人)と、組織に忖度しないベテラン刑事・弓削文平(寺島進)の異色バディが難事件を解き明かすヒューマンミステリー。“昭和の刑事”に憧れる刑事・牧野真二を演じる前田拳太郎さんにインタビュー!
――クランクインの日、寺島さんからの「今夜空いてる?」のお誘いで、藤木さんと寺島さんと3人で食事に行かれたそうですね。どんなお話をされたんですか?
「焼肉に連れていっていただきました。ほぼ仕事の話はせず(笑)、くだけた感じで終始楽しくお話ししてくださったので、プライベートで食事をご一緒した感覚でした。おかげで、お二人に僕という人間をいろいろ知ってもらえたんじゃないかと思います。その時、以前空手をやっていたことを話したら、ドラマの記者会見で『ここで披露して』とムチャぶりされたり(笑)、いろいろ話題にしてくださってありがたかったです」
――会見での寺島さんとのやりとりが親子のようで微笑ましかったです。前田さんは「寺島さんは僕のことが好きなんです」とおっしゃっていましたが(笑)、どんなところから、そう感じるんですか?
「僕が演じる牧野は寺島さん演じる弓削さんといつも一緒なので、僕が現場に行くと『なんだよ、また前田かよ』と言いながら、嬉しそうなんです(笑)。現場でのご飯も、2人でソファに座ってお弁当を食べたり、僕が肉を食べていると、寺島さんが『魚も食え』と自分のおかずを分けてくれたり、その自然な感じがいいなと思っています」
――クランクインの日にお二人と楽しくお話する時間が持てたことで、撮影での距離感は変わったのでは?
「かなり変わりました。寺島さんは、一見、厳しい方かな…と、自分から話しかけるのは勇気がいると思ったのですが、食事会のおかげで優しく楽しい方だとわかって、いろいろお話させていただいています。藤木さんは包み込むような温かさがある方。お二人とも、積極的に話しかけてくださったり、僕のような若造の話もちゃんと聞いてくださったりして。リラックスして撮影が出来ているのは、一重にお二人のおかげだと感じています」
――一緒のシーンが多い寺島さんから、お芝居についてどんな影響を受けていますか?
「寺島さんは、アドリブをばんばんぶっこんで、さらに『ほら、ちゃんと返してこいよ』と僕を煽ってくるんです(笑)。難しいけど、しっかり対応できるようにと気合が入ります。お芝居は、自分から発信するだけじゃなく、“受ける力”も大事。型にとらわれ過ぎず、広い視野をもってお芝居をしなくちゃいけないということに気づかされました。牧野と一緒に前田も成長中です!」
――弓削はつかみどころのないキャラクターなので、どこまで台本でどこからアドリブかがわからない感じですよね(笑)
「そうなんですよ。牧野のキャラクターをイメージして撮影に臨んだんですが、現場で寺島さんと一緒に演じることでどんどん変わっていきました。牧野自身が、弓削さんと一緒にいることで変わっていく人物だと思うんです。僕の中で固めすぎていた牧野のイメージを一度砕いて、現場で生まれる弓削さんとの空気感を大事にしながら、一緒にいるうちに弓削さんの影響を受けて変わっていくような牧野にできたらおもしろいと思っています。物語と合わせて牧野の成長も楽しんでもれえたら嬉しいです。そのためには僕も寺島さんとの関係をもっと深めなくちゃですね(笑)」
――牧野の成長も、前田さんとのお芝居のヒントも、お弁当のおかずもくれる寺島さんへ、前田さんからのお返しは何かあるんですか?
「会見で寺島さんとのエピソードをいろいろ話したので、終わってから『絡んじゃってすいません』と謝ったんです。そうしたら『いいんだよ。もっと自由にやっていいよ。やれ、やれ!』と笑顔で返してくださったので、いいのかな、と(笑)。寺島さんはいつも現場を盛り上げてくださるんですが、『こういう役割は前田がやれよ』と教えていただいて。芝居だけでなく、現場での立ち振る舞いも勉強になることが多いんです。寺島さんから学んだことを、これから活かしていくことがお返しですかね」
――牧野は“昭和の刑事”に憧れていますが、平成11年生まれ(1999年)の前田さんにとって“昭和”にどんなイメージがありますか?
「『ろくでなしBLUES』『BADBOYS』『湘南純愛組!』とか両親が読んでいた昭和のヤンキー漫画が家にあったんです。小学生の頃、『これが昭和かぁ…』と思いながら読んでいました。ヤンキーは“悪い人”“怖い人”というイメージも強いですが、自分たちなりの正義の中で真っ直ぐに生きているんだなと、ちょっと憧れる部分もあって。1本筋が通っていて、自分の正義のために戦う姿がかっこいいと思っていました。だから、僕の昭和のイメージはヤンキー漫画の世界観です」
――『D&D』は医者×刑事のバディですが、前田さんにとっての“バディ”とは?
「1人だけではないんですが、俳優仲間がバディです。日向亘さん、樋口幸平さん、綱啓永さん、森愁斗さんたちと仲がよくて、急に思い立って『明日、箱根行こう』と旅行やドライブをしたり、サウナには頻繁に行っています。プライベートでも楽しくて、仕事でもお互いが刺激になって高め合うことができる。誰かがいいお仕事が決まったらみんなで喜びつつ、自分も頑張らなくちゃって思える、すごくいい関係だと感じています」
今夜放送、ドラマ9「D&D ~医者と刑事の捜査線~」(毎週金曜夜9時)第4話は?
第4話
弁護士・国枝(山田太一)の遺体が自宅の浴槽から見つかる。駆けつけた弓削(寺島進)が発見したのは、青色の死体だった。国枝の事務所に勤めるインターン生・琴子(筒井真理子)ら曰く、ここ数年の案件は全て円満解決。恨みを買っている様子はない。そんな中、紙子(藤木直人)らの解剖で死因は青酸カリの中毒死と判明。青い死体に込められた“意図”を読み取った紙子と弓削は、過去のある事件に向き合うことになる。
「TVer」、「ネットもテレ東」で、第1話と最新話を見逃し配信中!
【プロフィール】
前田拳太郎(まえだ・けんたろう)
1999年9月6日生まれ。埼玉県出身。主演作「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系)、「君には届かない。」(TBS系)、「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(テレビ朝日系)などの他、「ダーウィンが行く!?」(NHK)、「トクメイ!警視庁特別会計係」(関西テレビ/フジテレビ系)、映画「劇場版 美しい彼~eternal~」(2023年公開)など話題作に出演。上演中の劇場アニメ「ふれる。」ではトリプル主演を務める。
(撮影:倉持アユミ/取材・文:伏見香織)
ドラマ9「牧野と一緒に前田も成長中です!
――クランクインの日、寺島さんからの「今夜空いてる?」のお誘いで、藤木さんと寺島さんと3人で食事に行かれたそうですね。どんなお話をされたんですか?
「焼肉に連れていっていただきました。ほぼ仕事の話はせず(笑)、くだけた感じで終始楽しくお話ししてくださったので、プライベートで食事をご一緒した感覚でした。おかげで、お二人に僕という人間をいろいろ知ってもらえたんじゃないかと思います。その時、以前空手をやっていたことを話したら、ドラマの記者会見で『ここで披露して』とムチャぶりされたり(笑)、いろいろ話題にしてくださってありがたかったです」
――会見での寺島さんとのやりとりが親子のようで微笑ましかったです。前田さんは「寺島さんは僕のことが好きなんです」とおっしゃっていましたが(笑)、どんなところから、そう感じるんですか?
「僕が演じる牧野は寺島さん演じる弓削さんといつも一緒なので、僕が現場に行くと『なんだよ、また前田かよ』と言いながら、嬉しそうなんです(笑)。現場でのご飯も、2人でソファに座ってお弁当を食べたり、僕が肉を食べていると、寺島さんが『魚も食え』と自分のおかずを分けてくれたり、その自然な感じがいいなと思っています」
――クランクインの日にお二人と楽しくお話する時間が持てたことで、撮影での距離感は変わったのでは?
「かなり変わりました。寺島さんは、一見、厳しい方かな…と、自分から話しかけるのは勇気がいると思ったのですが、食事会のおかげで優しく楽しい方だとわかって、いろいろお話させていただいています。藤木さんは包み込むような温かさがある方。お二人とも、積極的に話しかけてくださったり、僕のような若造の話もちゃんと聞いてくださったりして。リラックスして撮影が出来ているのは、一重にお二人のおかげだと感じています」
――一緒のシーンが多い寺島さんから、お芝居についてどんな影響を受けていますか?
「寺島さんは、アドリブをばんばんぶっこんで、さらに『ほら、ちゃんと返してこいよ』と僕を煽ってくるんです(笑)。難しいけど、しっかり対応できるようにと気合が入ります。お芝居は、自分から発信するだけじゃなく、“受ける力”も大事。型にとらわれ過ぎず、広い視野をもってお芝居をしなくちゃいけないということに気づかされました。牧野と一緒に前田も成長中です!」
――弓削はつかみどころのないキャラクターなので、どこまで台本でどこからアドリブかがわからない感じですよね(笑)
「そうなんですよ。牧野のキャラクターをイメージして撮影に臨んだんですが、現場で寺島さんと一緒に演じることでどんどん変わっていきました。牧野自身が、弓削さんと一緒にいることで変わっていく人物だと思うんです。僕の中で固めすぎていた牧野のイメージを一度砕いて、現場で生まれる弓削さんとの空気感を大事にしながら、一緒にいるうちに弓削さんの影響を受けて変わっていくような牧野にできたらおもしろいと思っています。物語と合わせて牧野の成長も楽しんでもれえたら嬉しいです。そのためには僕も寺島さんとの関係をもっと深めなくちゃですね(笑)」
――牧野の成長も、前田さんとのお芝居のヒントも、お弁当のおかずもくれる寺島さんへ、前田さんからのお返しは何かあるんですか?
「会見で寺島さんとのエピソードをいろいろ話したので、終わってから『絡んじゃってすいません』と謝ったんです。そうしたら『いいんだよ。もっと自由にやっていいよ。やれ、やれ!』と笑顔で返してくださったので、いいのかな、と(笑)。寺島さんはいつも現場を盛り上げてくださるんですが、『こういう役割は前田がやれよ』と教えていただいて。芝居だけでなく、現場での立ち振る舞いも勉強になることが多いんです。寺島さんから学んだことを、これから活かしていくことがお返しですかね」
――牧野は“昭和の刑事”に憧れていますが、平成11年生まれ(1999年)の前田さんにとって“昭和”にどんなイメージがありますか?
「『ろくでなしBLUES』『BADBOYS』『湘南純愛組!』とか両親が読んでいた昭和のヤンキー漫画が家にあったんです。小学生の頃、『これが昭和かぁ…』と思いながら読んでいました。ヤンキーは“悪い人”“怖い人”というイメージも強いですが、自分たちなりの正義の中で真っ直ぐに生きているんだなと、ちょっと憧れる部分もあって。1本筋が通っていて、自分の正義のために戦う姿がかっこいいと思っていました。だから、僕の昭和のイメージはヤンキー漫画の世界観です」
――『D&D』は医者×刑事のバディですが、前田さんにとっての“バディ”とは?
「1人だけではないんですが、俳優仲間がバディです。日向亘さん、樋口幸平さん、綱啓永さん、森愁斗さんたちと仲がよくて、急に思い立って『明日、箱根行こう』と旅行やドライブをしたり、サウナには頻繁に行っています。プライベートでも楽しくて、仕事でもお互いが刺激になって高め合うことができる。誰かがいいお仕事が決まったらみんなで喜びつつ、自分も頑張らなくちゃって思える、すごくいい関係だと感じています」
今夜放送、ドラマ9「D&D ~医者と刑事の捜査線~」(毎週金曜夜9時)第4話は?
第4話
弁護士・国枝(山田太一)の遺体が自宅の浴槽から見つかる。駆けつけた弓削(寺島進)が発見したのは、青色の死体だった。国枝の事務所に勤めるインターン生・琴子(筒井真理子)ら曰く、ここ数年の案件は全て円満解決。恨みを買っている様子はない。そんな中、紙子(藤木直人)らの解剖で死因は青酸カリの中毒死と判明。青い死体に込められた“意図”を読み取った紙子と弓削は、過去のある事件に向き合うことになる。
「TVer」、「ネットもテレ東」で、第1話と最新話を見逃し配信中!
【プロフィール】
前田拳太郎(まえだ・けんたろう)
1999年9月6日生まれ。埼玉県出身。主演作「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系)、「君には届かない。」(TBS系)、「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(テレビ朝日系)などの他、「ダーウィンが行く!?」(NHK)、「トクメイ!警視庁特別会計係」(関西テレビ/フジテレビ系)、映画「劇場版 美しい彼~eternal~」(2023年公開)など話題作に出演。上演中の劇場アニメ「ふれる。」ではトリプル主演を務める。
(撮影:倉持アユミ/取材・文:伏見香織)
記事提供元:テレ東プラス
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