アプローチは振り幅だけじゃダメなんです! インパクト直前に目をつぶって打てますか?
ゴルフは微妙な距離感の打ち分けが求められるスポーツ。中途半端な距離のアプローチの場面で、振り幅を意識している人は多いかもしれないが、ツアープロの伊藤有志は「それだけでは不十分です!」と指摘する。振り幅以外に大切な要素とは何なのか?
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中途半端な距離のアプローチを打つとき、振り幅で調整する人は多いですよね。しかし、それだけでは不十分なんです。振り幅を小さくしても、極端にスピードが速くなったり、インパクトが強くなったりすればボールが意図せず飛んでしまいます。
大切なのは、スイングスピードとインパクトの強さを一定にすること。これができた上で、振り幅を変えれば、簡単に距離を打ち分けられます。
スイングスピードを一定にするには、『歩き打ちドリル』がおすすめです。ボールから少し離れたところにアドレスしたら、足踏みしながら素振りをしてボールに近づき、打ってみましょう。無理にフルショットせず、できる範囲の振り幅でOKです。歩きながら球を打つと一定の速さで振る感覚を身に付けられますよ。
インパクトの強さを一定にするなら、『目つぶりドリル』を試してみてください。テークバックしたら、インパクトの直前に目を閉じて、そのままフィニッシュまで振り抜きます。こちらもフルショットではなく、無理のない範囲の振り幅で試してくださいね。球を打つ瞬間に力んだり、緩んだりすることを防ぎ、一定の強さでインパクトできますよ。
スイングスピードとインパクトの強さが一定になったら、フルショット、肩~肩、みぞおち~みぞおち、腰~腰、ヒザ~ヒザの5通りの振り幅を試して、自分の距離を把握すれば、コースに行っても簡単に打ち分けられます。
■伊藤有志
いとう・ゆうし/1994年生まれ、三重県出身。東北福祉大時代の14年に「東北アマ」で優勝。2016年にプロ転向。21年に女子プロの大西葵と結婚。23年のABEMAツアーの最終戦で逆転優勝。アイシグリーンシステム所属
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<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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