ヘンリー王子、NATO軍事委員会にオンライン参加 「どの国を代表してるの?」嘲笑の声
ヘンリー王子がNATO本部で開催された軍事委員会にオンラインで参加し、演説の中で、自身が設立した負傷軍人の国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」の役割について語った。米モンテシートの自宅からビデオ出演した王子の背後には、メーガン妃とのロイヤルウェディングの写真が飾られていた。ヘンリー王子は負傷軍人の活躍について熱く語ったものの、ネット上には「どの国を代表しているんだ?」「そこで演説する意味が分からない」といった多くの人々から嘲笑の声が寄せられた。
ヘンリー王子が現地時間10月30日、北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization、以下NATO)本部で開催されたNATO軍事委員会にオンラインで参加し、自身がパトロンを務める「インヴィクタス・ゲーム財団(Invictus Games Foundation)」の使命を述べた。
王子は2014年に負傷軍人や退役軍人のための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」を設立し、現在もパトロンを務めている。
会議では、ヘンリー王子が米カリフォルニア州モンテシートの自宅からビデオ出演した。一方、同財団からは、最高経営責任者ドミニク・リード氏、理事会長のアレン卿、そして副最高経営責任者リチャード・スミス氏が直接会議に出席した。
ビデオに登場したヘンリー王子は、白いシャツにネクタイを締め、スーツの左襟には赤いポピー(けし)の花のバッジを着けていた。
赤いポピーの花は、戦争で犠牲になった軍人を追悼するものとして用いられている。英国と英連邦加盟国では、毎年11月11日は戦没者を追悼する「リメンバランス・デー」とされ、数週間前から赤いポピーのバッジを着けるのが習慣となっている。
王子は自宅の一室に座っており、背後には白い棚が並んでいるのが見える。また王子の後ろには、2018年5月に英ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われたメーガン妃とのロイヤルウェディングの写真が置かれている。軍服姿のヘンリー王子とウェディングドレス姿のメーガン妃が、式場で並んで立つ場面を捉えたものだ。
演説を始めた王子は、インヴィクタス・ゲームに参加する負傷軍人たちが持つ強さと、彼らの象徴する忍耐力や回復力を強調した。
ヘンリー王子がNATOの会議に出席し、軍人に対する熱い思いを語ったものの、ネット上ではその姿に対して多くの嘲笑の声が上がった。
「全くふざけている。ヘンリーはどの国の代表なんだ? どんな経験や知識を持っているんだ? もっとうまくやるべきだ。NATOは世界から笑われている。」
「最近ではちょっとしたジョークにしかならない下位に位置づけられるセレブが、NATOが彼に発言の場を与えている様子は恥ずかしいことだ。彼は自分の存在意義を保つため、注目を浴びようとしているだけだ。」
「ヘンリー王子がNATO本部で軍事委員会の演説をする意味が、まったく分からない。」
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「“I cannot tell you how proud and excited I am to open @invictusorlando here in America”」』『Invictus Games Foundation Instagram「Yesterday, the Invictus Games Foundation was given the opportunity」』『The Royal Family Instagram「The Duke and Duchess of Sussex’s wedding service」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
記事提供元:テックインサイト
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