【ファンティック】ISDE2024 のレポートを公開/ケビン=クリスティーノが E3 クラスで優勝
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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ファンティックがスペインで開催された ISDE(インターナショナル・シックスデイズ・エンデューロ)2024のレポートを公開した。ファンティックの XE300 で出場したケビン=クリスティーノは E3 クラスで優勝したほか、総合5位、U23ライダークラスの2位を獲得。このほか、ジュニア・ワールドトロフィーで XE310 を駆るチーム・スウェーデンのアルビン=ノルビンらもチームおよび個人で特筆すべき成績を残した。
ファンティック・ライダー、ISDE2024でそれぞれのチームで存在感を放つ
98回を迎えたISDE(インターナショナル・シックスデイズ・エンデューロ)。スペインを会場に戦われた6日間、ファンティックのケビン=クリスティーノはXE300でE3クラスを走り目覚ましい成績を獲得した。チーム・スウェーデンの一員として参加したファンティック・ファクトリーレーシング・エンデューロのアルビン=ノルビンとアクセル=セムはジュニア・ワールドトロフィーの戴冠に貢献し、ファンティック・ジュニア・エンデューロのピエトロ=スカルディーナはイタリアのクラブ・チーム優勝に大いに貢献した。
世界最古のオフロード・モーターサイクル競技と言われるISDE。第98回の今年はスペインを舞台に開催され、最終日の日曜日には伝統的なクロステストをもって終幕を迎えたが、折からの降雨でレースは泥祭りの様相を呈していた。だがそんなコンディションでもファンティック・ライダーたちの活躍を押しとどめることはできず、このレースに強い爪痕を残したのだ。
J1チャンピオンに輝いたケビン=クリスティーノは、ISDEではミナレリ・エンジンを搭載するファンティックの最新兵器、XE300で参戦。弱冠20歳のケビンは目覚ましい走りを魅せ、2日目には総合3位に入賞して見せた。そのスピードは衰えることを知らず、最終的にファンティックをE3クラス優勝、総合5位、U23ライダークラスの2位に持ち込んだ。
イタリア・チームがジュニア・ワールドトロフィーをチームメンバーの力不足で取り逃がす一方、チーム・スウェーデンはファンティックXE310を駆るアルビン=ノルビンとアクセル=セムの活躍でトップに躍り出ると、一度もそのポジションを譲ることなくフィニッシュを迎えた。ファイナル・クロスではノルビンが勝利して6日間の戦いに華を添え、ゴールド・メダルに輝いたのだ。個人成績でもノルビンの活躍は特筆すべきものがあり、総合7位、E2クラス3位、そしてジュニア・クラスでは3位という記録を収めた。
ピエトロ=スカルディーナはXE125で目覚ましい活躍を見せた。ISDE初参加のピエトロはクラブライダーの総合で5位という成績を記録、C1カテゴリーでは2位に入賞し、モトクラブ・イタリアのクラブ・チーム優勝に大いに貢献した。
来年のISDEはファンティックのホームグラウンド、イタリアはベルガモで2025年8月24-29日に開催される予定だ。
ケビン=クリスティーノ/文字通りのエモーショナルでファンタスティックな6日間だったね!僕らは初日こそスロースタートだったけど、2日目からはペースをつかんで毎日のようにいい結果を出せたから、最終的にはE3クラスの総合優勝もつかんだし、最低のコンディションだったファイナルクロスでも優勝することができたんだ。何よりも重要なことは、マシンとの相性が抜群で、どんなコンディションでも安心して走れたことだったね。これまでXE300には数時間しか乗ったことが無かったけれど、結果は最高だったんだ。素晴らしいことだったし、XE300と一緒ならさらに素晴らしい成績を得て行くことができると思うよ。マシンを用意してくれたファンティックはもちろん、チームメンバー、そして僕をサポートしてくれたすべての人に感謝したいね。
アルビン=ノルビン/厳しい1週間だった。最初は本当にうまく走れなくて、そのうちペースを上げられるようになっても何度もミスを犯してしまったんだ。それでも土曜日はできがよかったね。そう、生まれて初めてのホールショットをファンティックXEF310で決めることができて、ファイナルクロスで優勝を決めることができたんだから。チームとしても3年にもわたるチャレンジの結果、ジュニア・ワールドトロフィーをついに獲得することができた。これも最高で、本当に今はひたすらうれしいよ。
アクセル=セム/個人的には、文字通りチャレンジングな1週間だった。今一つ走りの感触が悪くて、おまけに体調がよくなかったから肉体的にもベストとは言えないコンディションでの戦いだったんだ。最終日には熱も出て、本当に最悪だったよ。でもなんとかいい成績も残せたし、何よりもチームとして優勝することに貢献できたからね、今は最高の気分だ!
ピエトロ=スカルディーナ/初めてのシックスデイズへの参加だったけど、思った以上に走れて、素晴らしい経験となったよ。チーム・イタリアの勝利は本当に素晴らしいことだったし、僕のファンティックにも本当に満足しているんだ。125ccという小さなエンジンでの戦いだったけど、どんなコンディションでもうまく走らせることができたと思う。これほどまでに信頼性の高いマシンを用意してくれたチームに心から感謝しているよ。1週間の中でもいくつかのテストでは相当いい走りができたと思うし、何よりも素晴らしい経験を得られたことが最高だったね。
リリース
モータリスト合同会社(2024年10月26日発行)
記事提供元:バイクブロスニュース
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