岩井千怜の今季3勝目は“ピンクパター”が貢献 前回Vから変わらぬクラブへの信頼【勝者のギア】
<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇27日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
国内女子ツアーの最終日は、地元・埼玉出身の岩井千怜が6バーディ・2ボギーの「68」をマーク。武蔵丘GCでの大会レコードとなるトータル16アンダーで逃げ切り、今季3勝目、通算7勝目を果たした。
5月に勝利した「RKB×三井松島レディス」からクラブセッティングに変更はなく、今週活躍したクラブについては「最終的にはパターかな」と話す。好きなピンクにペイントされたモノは「毎回見るとテンションが上がる」と惚れ込むもので、今週は初日終了後に距離感を見直したことも奏功した。
「2日目はあんまりショットが(ピンに)ついたイメージではないんですけど、4~5メートルのバーディパットを入れたり、今日もパーパットをしぶとく結構入れてきたのもやっぱりパターかなと思います。初日に8割ぐらいショートして全く届かなくて、グリーンスピードに対応できてないと思ったので、終わった後に5、10、15ヤードの距離感をイチから合わせた。次の朝もそのルーティンでやってタッチが合ってきました」(岩井)
契約するヨネックスのクラブについても「(ドライバーは)今週、飛距離が伸びてるように感じました」と話す通り、平均246.333ydと全体12位に。また、飛び系の6番アイアンの使い分けについて問われ「長いパー3や短いパー5で飛び系の5番が使えそうだったら入れたりとか、そんな感じでやってます」と話していた。
今季33戦目でボールの最多勝はスリクソンの17勝。『Z-STAR』の竹田麗央が7勝、『Z-STAR XV』の岩井姉妹が3勝ずつ、小祝さくらと岩井千怜が2勝ずつに山下が加わり、『Z-STAR◆』で安田祐香が勝利している。続いてブリヂストンが8勝(川崎春花3勝、桑木志帆2勝、大里桃子、阿部未悠、佐藤心結)、タイトリストが6勝(鈴木愛2勝、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ヒョソン、イ・ミニョン)、キャロウェイ1勝(河本結)、テーラーメイド1勝(新垣比菜)となる。
パターの最多勝はオデッセイが大台の20勝目。続いてピンが6勝、テーラーメイド6勝、スコッティ・キャメロン1勝となる。そのうち、ショートスラントネックマレットが13勝(竹田7、岩井明愛3、大里桃子、河本結、山下美夢有)、岩井千怜を代表にセンターシャフトマレットが6勝で、クランクネックマレット4勝、クランクネックブレード4勝、ダブルベンドマレットも4勝だ。
【岩井千怜の優勝クラブセッティング】
1W:ヨネックスEZONE GT(9°レクシスガイザL 50S 45.5㌅)
3,5W:ヨネックスEZONE GT(14.5,18°レクシスガイザL 5S)
6I:ヨネックスEZONE GT(23°レクシスガイザi 8S)
5I~PW:ヨネックスEZONE CB511(レクシスガイザi 8S)
50,54,58°:ヨネックスEZONE W501(N.S.PRO 950GH S)
PT:オデッセイWHITE HOT BLACK SERIES FIVE CS
BALL:スリクソンZ-STAR XV
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。