副業する目的のトップは収入増だが、回数が増えるにつれてそれ以外の目的も アンケート調査で判明
ひと頃に比べると副業に関して寛容な企業が増えたと思われるが、副業の実態はどうなのだろう? 副業マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」(パーソルイノベーション・東京)は、副業を行ったことのある20代~40代の会社員660人を対象に副業について調査を実施した。調査期間は9月2日~9月9日。
それによると、副業経験者に初めて副業を行った年齢について聞くと、「26~30歳」が28.1%、「21~25歳」が20.7%、「31~35歳」が16.2%となるなど、半数近くが20代で副業を行っている実態が明らかになった。
さらに、初めて副業を実施した際の目的は、1位が「自由に使えるお金を増やしたい」(57.0%)、2位が「スキルアップ」(23.6%)、3位が「気分転換」(17.2%)となり、やはり収入を増やしたいというのが主目的であることが多い。それが2回目になると、「自由に使えるお金を増やしたい」(44.6%)が減少、「人脈づくり」(14.9%)や、「現職でできないやりたいことをやる」(14.9%)など、収入以外の目的が増えている。また、年収が上がるにつれ、新たなチャレンジやキャリア開拓を目的にしている人が多くなるようだ。
では、実際に副業をしてみてどう感じたのだろうか。初めて副業をした際に苦労したことを尋ねてみると、1位は「労働時間が増え、疲弊した」(28.9%)、2位は「自分の能力が足りなかった」(21.8%)、3位は「特に苦労したことはない」(17.8%)という結果になった。
一方、マネジメントする立場からすると気になることとして、副業経験者に副業がきっかけとなって転職をしたことがあるかを聞くと、「ある」と答えた人が41.1%、「ない」が57.0%となった。「ある」と答えた回答者に、転職は何回副業した後か質問すると、「1回目」との回答が26.5%、「2回目」との回答が53.5%、「3回目」との回答が15.5%、「4回以上」との回答が3.2%だった。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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