“予落続き”に「正直ショックだった」 今季2勝・米澤蓮がZOZOで復調の兆し
<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇24日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
国内男子ツアーで今季2勝の米澤蓮が、賞金ランキング上位の資格で「ZOZOチャンピオンシップ」に初出場。初日は4バーディ・5ボギーの「71」と苦戦したが、「手応え的には悪くなかった。2オーバーまで行きましたが、そこから巻き返すことができた。こんなに素晴らしいセッティングの中でプレーできてすごく良かった」と気持ちは前向きだ。
5月の「中日クラウンズ」でツアー初優勝。8月には2勝目を挙げたが、そこから調子が急降下した。2週前の「日本オープン」を含めた直近4試合すべてで予選落ち。「4試合連続は正直、かなりショックだったんですよ」。
先週は試合がなく、自分自身と向き合う時間に充てた。そのなかで「いろんな人に慰められながら、という言葉が合っているのかわからないですけど、話を聞いてもらったりして。そういう人が自分の周りにはいてくれている」と周囲の人々に支えられて、モチベーションが復活。
「調子がいいときって(周りのサポートに)あまり気づかない。悪い状況になったとき、すごくありがたいと思います。週の後半はモチベーションを高めながら調整をしてきたつもりです」と気持ちを新たにした。
初めてのZOZOは米澤の感情を高ぶらせた。「日本とは思えない雰囲気を味わいながらプレーできた。すごく楽しみながら1日目は回れたと思います」。東京五輪金メダリストでメジャー2勝のザンダー・シェウフェレ、昨年大会覇者のコリン・モリカワ(ともに米国)など、世界のトップ選手も出場。興奮を隠しきれない。
「ずっとテレビで見ていた試合だった。正直、1勝してからこの試合は意識していました。ここ4試合は悪かったなかで、ここでプレーできるというのは、今年はいい一年だったと言えると思う。4日間プレーして、今後のゴルフにどう生かすかは自分自身。終盤戦に向けて、自分の状態を良くしていければと思います」
いまがどれだけ不調であっても、シーズン2勝でつかみとった立派な権利。夢の大舞台で納得できるゴルフを展開したい。(文・高木彩音)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。