外国人インフルエンサーが電車内で“迷惑ダンス” 鉄道会社は「断じて容認いたしません」と声明 法的措置も検討
外国人インフルエンサーが電車内で撮った“迷惑ダンス動画”に対し、鉄道会社が「迷惑行為は断じて容認しない」との声明を発表し、法的措置を検討していることを明らかにしました。
外国人インフルエンサーが“迷惑ダンス動画”を投稿
問題となっているのはアメリカ・ニューヨーク在住のダンサー集団である「shafar」(登録者数463万人)。shafarは普段から繁華街でのダンス動画を投稿しており、今回話題となったTikTok動画もそうした1本です。
動画は富士急行線の車内で撮影されたもので、座席には比較的多くの人が座っており、学生の姿も多く見受けられます。そんな車内でshafarは突然倒れたフリをすると、起こしてもらいたいのか、近くに座っていた学生に手を伸ばします。しかしshafarの手が取られることはありませんでした。
その後、ドアの前に立つ別の乗客にグータッチを求めるもスルーされたshafarは、今度は唐突に床をスライディング。そしてドアの近くでブレイキンのようなアクロバティックなダンスをしながら隣の車両へ向かいます。目の前を通過された乗客たちは足を引っ込めて驚いた様子を見せるなど、車内の戸惑った様子が映されていました。
@shafar_sjc Sturdy vibes on tokyo train 🔥 #shafar_sjc ♬ Dancin krono remix – Archer🏹
safarは他にも日本で撮影したダンス動画を投稿しており、別の電車の車内ではshafaがつり革保持パイプで懸垂をするような動きを見せることも。それだけに留まらず、鉄棒のようにぶら下がりながら移動したり、逆立ち状態で足を動かしてつり革や車内広告に足が当たったりするシーンも見られました。
鉄道会社が声明「迷惑行為は断じて容認しない」
safarは渋谷のスクランブル交差点や浅草などの人通りが多い所でも同様に、人目を気にすることなくダンス動画を撮影しています。SNS上では「ダンスは上手だけど、やっぱり場所を考えてほしいなぁ…」「帰りにこんなのと同じ電車に乗り合わせてしまった学生さん、気の毒」といった批判的な声が寄せられています。
富士急行線を運行する富士山麓電気鉄道は、23日に公式サイトに「富士急行線車両内における乗客による迷惑行為について」と題した声明を発表。「車両内での危険行為、迷惑行為、電車の安全運行の妨害となる行為を断じて容認いたしません」として、動画が投稿されたSNSの運営会社などに動画の削除を依頼したほか、富士吉田警察署にも通報したと報告。法的措置も検討しているとしています。
また、今後は車掌による巡回強化をおこなうなどの対策を講じるといい、悪質な迷惑行為に対しては「警察への通報及び法的措置を講じる等の対応を毅然として行う所存です」と綴っています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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