涙の予選落ちから心機一転 竹田麗央が新1W投入を決断「球筋が良かった」
<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇24日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
今季7勝を挙げて、メルセデス・ランキング(MR)1位をひた走る21歳の竹田麗央。しかし、先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」ではまさかの予選落ち。コーチでもある母・哲子さんの元に向かうと、思わず涙がこぼれてしまった。「もうしょうがないと思って切り替えました」と、心の中は吹っ切れている。
予選落ち後、会場で練習したあとは上京。21日にプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ最終戦、巨人vs横浜DeNAを東京ドームで観戦した。推しの巨人は、9回表にベテラン・菅野智之投手がタイムリーヒットを浴びて敗れたものの、趣味の野球観戦を行いリフレッシュができたようだ。
そして今週は、スリクソンの新モデルドライバー「ZXi LS」をバッグイン。9月の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の練習日に手渡され、そこからテスト&調整を重ねてきた。きのう23日には小祝さくらとともに練習ラウンドで使用。きょうのプロアマ戦でもテストし、実戦投入する。
「最初は球が高かった」ことで調整に1カ月を要したが、「スピン量が2400ぐらいで安定してきました。球筋が良かったので使ってみようかな、と」。飛ばし屋・竹田の新しい武器になりそうだ。
今大会を含めて、シーズンも残り5試合と佳境を迎える。山下美夢有らと年間女王争いを演じる21歳にとって、1試合1試合が大切になってくる時期だ。「あした、ラウンドをしてみて、少しずつ順位を上げていければと思います」。先週の悪夢を振り払い、徐々にエンジンをかけていく。(文・神吉孝昌)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。