京成電鉄・京急電鉄・都営地下鉄浅草線 2024年11月ダイヤ改正の目玉は?
京成電鉄・京急電鉄・東京都交通局(都営地下鉄浅草線)が、来月11月23日(土・祝)にダイヤ改正を行います。今回は京成電鉄の「モーニングライナー」「イブニングライナー」料金の変更、京急電鉄「イブニング・ウィング号」の乗車駅追加などに注目が集まっているようです。
各社のダイヤ改正の内容を見ていきましょう。
京成「モーニングライナー」「イブニングライナー」は距離に応じた料金体系に
京成電鉄は「モーニングライナー」「イブニングライナー」の特急料金を改定します。現在は全区間一律で450円ですが、改定後は距離に応じた料金体系となります。
新料金では、20kmまでの区間は200円値下げの250円。21km~40kmは据え置きで、41kmから値上がり、48kmまでの区間は500円、49~65kmは600円、66~70kmは950円。短距離での利用ならこれまでより安くなりますが、京成上野~羽田空港第2ビルまで乗り通す場合などは2倍以上の料金になります。
そのほか、京成線では成田空港発21時台の上り「スカイライナー」を1本増発し、20分間隔での運行とします。また下り「スカイライナー」179号・181号の2本を青砥・新鎌ヶ谷停車に変更し、成田空港アクセスおよび沿線の利便性向上を図ります。
一般列車関係では現行の押上6:11発アクセス特急(押上始発)が、京急線からの直通列車(神奈川新町始発)に変更され、押上での乗換えが解消されます。
京急「イブニング・ウィング号」に乗車駅3駅追加 横浜からも乗れます
京急電鉄は、今回のダイヤ改正で「イブニング・ウィング号」に新たな乗車駅を3駅追加(京急蒲田駅・京急川崎駅・横浜駅、いずれも乗車専用)。これまでの品川~上大岡駅間ノンストップ運転をやめ、乗車駅を増やすことで各拠点の利便性向上やまちの活性化を図ります。また、「イブニング・ウィング14・16号」は4両編成の「金沢文庫行」から8両編成の「三崎口行」に変更となります。
「イブニング・ウィング号」の利用には座席指定券「Wing Ticket」が必要ですが、今回新たに追加された3駅から乗車する場合の座席指定券は「KQuick」限定で発売します。
ダイヤ改正ではこのほかにも平日・土休日ともに、羽田空港第1・第2ターミナル駅24:05発「快特 品川行」を新設。品川到着時刻は24:20ですので、山手線や京浜東北線の列車に乗り継げます。
また土休日は早朝・夜間時間帯に横浜方面~羽田空港第1・第2ターミナル駅直通列車を増発。ほか、平日ダイヤの大師線 京急川崎駅発「小島新田行」終列車時刻が14分繰り下げられ、24:17発となります。
都営浅草線は増発
都営浅草線では、平日7時台に西馬込駅~泉岳寺駅1往復増発。19時台も泉岳寺駅~押上駅1往復増発で混雑緩和を図ります。土休日も9時台に西馬込駅~泉岳寺駅1往復を増発し、都心部へのアクセス性を向上させます。
このほかにも、平日5時台の京急線からの普通青砥行をアクセス特急成田空港行に変更し、早朝の成田アクセスを改善するほか、夕夜間には羽田空港発 泉岳寺行の一部列車を浅草線直通列車に変更し利便性向上を図ります。
記事提供元:鉄道チャンネル
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。