スマホのメインOSシェアはiPhoneとAndroidは半々、iPhoneはLINEMO、Androidは楽天モバイルが利用率トップ
つい先月にはiPhone 16が発売されて話題を集めたところだが、Androidからも機能性をうたった商品が続々と登場している。今、世の中ではiPhone、Androidのシェアはどれぐらいの割合なのだろうか。また、格安スマホや格安SIMと呼ばれる通信サービスがさまざまに台頭している中、どのサービスが人気を得ているのか。MMDLaboが運営するMMD研究所によるスマートフォンOS端末シェア調査の結果を見てみよう。
10~20代は男女ともにiPhone利用が多くを占める
MMD研究所が18~69歳の男女40,000人を対象に2024年9月13日~24日に「2024年9月スマートフォンOS端末シェア調査」をおこなったところ、メインで利用しているスマートフォンはiPhoneが49.6%、Androidが50.1%であることが判明した。
全体で見ると半々の割合だが、年代・性別で見てみると利用率に差があるようだ。10~20代女性はiPhoneが8割、10~20代男性においてもiPhoneが6~7割となり、若い世代はiPhone派が多いことが伺える。その反面、40~60代は男女ともにAndroidが半数を超えている。年代が上がるごとにAndroid利用率が高くなる傾向にあるようだ。
その理由として、通信サービスが関係していることも考えられる。メインで利用しているスマートフォンのOSを尋ねたアンケートでは、iPhoneはahamo、povo、LINEMOなどオンライン専用プランが最も多く61.8%、次いでUQモバイル、Y!mobileなどのキャリアサブブランドが54.3%であった。Androidは格安スマホや格安SIMなどの通信サービス、MVNOが最も多く63.1%という結果であった。年代が上がるほどに格安スマホや格安SIMなどの通信サービスを利用したいという人が多いのかもしれない。
実際にどのOSを利用しているのかを聞いた調査では、iPhoneはLINEMOが最も多く65.5%、Androidは楽天モバイル(MNO)が最も多く62.3%という結果であった。
iPhone、Androidともに人気の端末は?
次に、iPhoneユーザー17,296人、Androidユーザー17,477人を対象にメイン利用している端末を聞いたところ、iPhoneユーザーはiPhone SEが最も多く21.8%、次いでiPhone13が16.5%、iPhone14が15.1%という結果であった。コンパクトでリーズナブルな点が支持を得ている理由だろうか。また、Androidユーザーでは、AQUOSが最も多く26.4%、次いでXperiaが19.8%、Galaxyが14.2%という結果であった。Androidではカメラ性能の高さも求められる点といえそうだ。
最後に、次回購入したい端末が決まっているiPhoneユーザー10,554人、Androidユーザー10,331人に購入したい端末シリーズを聞いたところ、iPhoneはiPhone 16が断トツの1位で45.8%。先に紹介した現在利用している端末の調査では10位に入らなかったものの、やはり新しい端末に注目している人は多いようだ。Androidは1位と2位は現在利用と変わらずAQUOS、Xperia。3位はGalaxyを超えてGoogle Pixelが台頭している。
毎日の生活に欠かせないスマートフォンは、端末も通信サービスもめまぐるしく変化を遂げている。自分の目的に叶った端末やサービスを選ぶことで、ライフスタイルの満足度も上がりそうだ。
出典元:【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:Rokas Tenys / Shutterstock.com)
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。