突然のシャドウBAN 人気YouTubeチャンネルが直面した現象の原因は「危険なワード」だった!?
10日、「あかでみっくなカレッジ」(登録者数64万人)が、チャンネル自体が「シャドウBAN」されていたことを明かしました。
おすすめ動画にあがらなくなっていた
「あかでみっくなカレッジ」は、車に関連した内容を中心とするYouTubeチャンネルで、もともとは「アカデミックモーターカレッジ」という名前で活動していました。車好きの視聴者に向けて、自動車のカスタマイズや整備、レースに関する動画を提供しています。
8月20日の動画の中で、元D1レーシングドライバーの「杏仁さん」が、このチャンネルとサブチャンネル「アカデミックな放課後」(同30万人)の2つが、なぜかGoogleから「おすすめ動画」としてあがらなくなっていたと告白。「Googleのバグなのか、我々のチャンネルに対しての試練なのか、どちらかなのか今分からない状況」と困惑します。
この事態についてGoogleの関係者に相談したところ、「こんな事例は初めて」と言われてしまったとのこと。それまではチャンネルを登録していないユーザーにも「おすすめ動画」として通知が届いており、それで動画の再生数が伸びていたとのことですが、今は登録者にしか動画が届いていないと語り、チャンネル存続の危機を訴えていました。
シャドウBANの原因は
そして10日、改めて動画を更新。現役レーシングドライバーでもある「ラバー博士」は「我々のチャンネルはこの数カ月間、とんでもないことに巻き込まれていたのです」と明かします。先の8月の動画をアップした際、あるユーザーから「もしかしたらシャドウBANされているかも」とアドバイスされたというのです。この「シャドウBAN」とは、チャンネル削除を意味する「BAN」ではなく、チャンネルは存在していたとしても「おすすめ動画」にあがらなくなるといった状況を指すそう。
杏仁さんは、これはGoogleの影響ではなく、「例えて言うなら自己責任」と説明。具体的には、タイトルとサムネの中に「危険なワード」が混ざっており、これをAIが読み取り、Googleにおすすめする量を制限していたと解説します。そしてコメント欄にアドバイスをくれた先のユーザーや、直接メールを送ってくれたファンと一緒に検証を繰り返したところ、みごとシャドウBANが解消したと語りました。
何が危険だったかという点についてですが、「アカデミックな放課後チャンネル」の動画で、杏仁さんとジョージが実弾のライフルを構えているサムネがあったと回顧。これが規制の一因になったのではと述べます。そのうえで杏仁さんは「今後とも全力でおもしろい動画を作っていきたい」と抱負を語っていました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。