「ここは親の奉仕で成り立っているチーム」少年野球チームで当番簡素化を提案したら…
少年野球チームでお茶当番の軽減を提案し、保護者から無視などの嫌がらせを受けた体験談。監督への相談や民間スクールへの移籍という決断を経て、親の負担問題への対策やアドバイスを紹介します。
イチオシスト
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親の奉仕を強制するチームの同調圧力
プロフィール
- 当時の年代:20代
- 性別:女性
- 当時お住まいの都道府県:東京都
- 当時の職業:会社員(正社員)
【わたしのイチオシ対策】無理な当番は断り、子どものために環境を変える
自身やご家族が体験した子どもの習い事で遭遇したトラブルについてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。今回は、20代女性が体験した、地域の少年野球チームで当番の役割分担を巡る意見の相違から無視や陰口を受けたという体験談をお届けします。
Q1. トラブルが発生した習い事を教えてください。
A. 地域の少年野球チーム
Q2. トラブルになった相手を教えてください。
A. 他の保護者
Q3. どのようなトラブルに巻き込まれましたか?
A. 試合遠征時の車出しや、練習中のお茶当番の役割分担を巡る意見の相違から、LINEグループでの無視、現場での陰口などの嫌がらせに発展しました。
Q4. トラブルの内容を詳細に教えてください。
A. 週末、練習場所である小学校のグラウンドに行くと、私が入るなりそれまで盛り上がっていた保護者の輪がシーンと静まり返り、あからさまに背を向けられるようになりました。こちらから挨拶をしても、聞こえないふりをされるのが当たり前で、グラウンドの隅でポツンと一人でいる時間が本当に苦痛でした。
私が当番を代わってもらった週の練習で、意図的に私の子供だけが練習メニューから外され気味になったり、他の親から冷たい視線を向けられたりしました。子供は野球が大好きで一生懸命取り組んでいるのに、親の都合や人間関係のせいでその環境を濁してしまっている自分に強い罪悪感と情けなさを感じ、毎週末が来るのが怖くて仕方がありませんでした。
Q5. トラブルになったきっかけを教えてください。
A. 共働きで土日の出勤があるため、毎週のように設定される当番をすべてこなすのが難しく、保護者会で役割の簡素化や外注を提案したことが、和を乱す行為だと受け取られてしまったようです。
Q6. トラブルになった際、相手から何か言われましたか?
A. 「ここは親の奉仕で成り立っているチーム。そのルールが守れないなら、最初から入べきじゃないし、やる気がないと思われるよ」と冷たく突き放されました。
Q7. どのように解決しましたか?
A. 精神的に限界を感じ、まずは冷静にチームの監督に事実関係を相談しました。監督は理解を示してくれ、保護者会に対して当番制の全面的な見直しと強制の禁止を強く通達してくれました。
しかし、表面上は当番がなくなっても、一度こじれた人間関係や冷ややかな視線が改善されることはありませんでした。子供とも話し合った結果、野球は続けたいけれど今の雰囲気は嫌だという本音を聞き、最終的には車で30分ほどかかる、親の当番が一切ない民間のベースボールスクールへ移籍することにしました。
■編集部解説
働く親が増えている現代において、過去の専業主婦家庭を前提とした週末の絶対奉仕を強制し、協力できない親を冷遇する悪しき同調圧力は非常に根深い問題です。まずは監督に直接相談し、組織として当番制の強制を禁止させた投稿者様の行動は実に冷静で勇気ある一歩でした。しかし、ルールが変わっても一度こじれた人間関係や冷ややかな視線は戻らないのが、閉鎖的なコミュニティの非常にシビアな現実です。ここで「自分が我慢すれば……」と泥沼の環境にしがみつかず、親の当番が一切ない民間のベースボールスクールへと素早く、かつ合理的に環境を変えた決断はすばらしいです。親の疲弊は必ず子どもに伝わります。親子の笑顔を最優先にした、これ以上ないスマートな自衛策と言えます。
Q8. トラブルを経験して、後悔していることや「もっとこうすれば良かった」と思うことはありますか?
A. チームの伝統や暗黙の了解を軽視せず、入会前にもっと詳しく保護者の負担実態を確認すべきだったと後悔しています。見学時に楽しそうな雰囲気だけを見て、裏側の運営体制を質問しなかったのが失敗でした。また、波風を立てたくない一心で最初は無理をして引き受けてしまったことが、相手にやって当然という誤解を与えたのかもしれません。
Q9. 同じような被害を防ぐために、他の人へ伝えたいことがあれば教えてください。
A. 子供の習い事は、子供が主役であるべきです。親が当番や人間関係でボロボロになり、家庭での笑顔が消えてしまうようでは本末転倒だと痛感しました。
もし今、保護者同士の付き合いで違和感や苦しさを感じているなら、それはあなたの努力不足ではなく、システム自体の問題かもしれません。手遅れになる前に、迷わず運営や家族に相談し、時には環境を変えるという選択肢を自分に許してあげてください。
■編集部まとめ
少年野球チームで当番の軽減を提案したところ、他の保護者から陰湿な無視や子どもへの冷遇という不条理な仕打ちを受けてしまった冷や汗もののトラブルでした。スポーツ少年団などの習い事を検討する際は、投稿者様が後悔として語る通り、「入会する前に、お茶当番や車出しといった親の実際の負担度合いを詳しくリサーチしておくこと」が最初の水際対策になります。子どもの習い事は、子どもが主役。親が人間関係にすり減って家庭の笑顔が消えてしまうようであれば、それはシステムの限界です。「無理なものは断る、合わない場所からは毅然と立ち去り環境を変える」という選択肢を、すべての保護者が自分に許してあげたいですね。
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